2014年3月22日:パート3

 サイバースペースには、「玉石混交の情報」が溢れている。 ネットを活用するということは、ポジティブな面もネガティブな面も受け入れるということだ。 激励は力にし、批判は受け止め、単なる中傷や罵詈雑言はブロック(又はスルー)すればいい。

 それでも、自分はSNSのメッセージやブログに対するメールに勇気づけられている。 Web番組「直滑降ストリーム」のニコ生ユーザーとのやり取りは、本当に楽しい。 地元の人たちからの応援と同じように、政治家山本一太の活力になっている。 

 が、時々、SNSの持つ特徴を悪用して、自分たちに都合のいいネット世論を作ろうとする連中に遭遇することがある。 彼らの姑息で、悪賢い手法は、実に不愉快だ。

 たとえば、自分たちが反対する政策を推進する議員連盟なるものを勝手にでっち上げ、ターゲットにしたい議員の名前を集めた名簿なるものをネット上に発信する。 このパターン、過去にも何度か見た憶えがある。 もちろん、何の根拠もないデマだ。 よく、こんなことが出来るものだと思う。 

 が、それを見たネットユーザーたち、特に架空の議員連盟なるものが推進する政策に反対する人々は、名簿に掲載された議員にSNSを通じて質問や批判を投げつける。 SNSの使い方をよく知っている連中のやり口だ。

 彼らはこう計算する。 自分たちが流したこの噂がWeb上に広まれば、名指しされた議員たちは、きっと反応する。 「事実無根だ」とつぶやいてくれれば、その政策に反対だという言質を取ることが出来る。 万一、標的にした議員からの発信がなければ、「この政策に賛成しているに違いない」と流布し、ネット上で更なる攻撃を仕掛けられる、と。

 さらにこうも考えている。 架空の議員連盟のメンバーにでっち上げた議員たちから反撃を受けたとしても、痛くも痒くもない。 むしろ、twitterやFacebookで盛り上がれば、この問題への関心を高めることが出来る。 その結果、架空の議員連盟にさらにスポットが当たれば、しめたものだ、と。

 が、しかし、彼らは1つ、勘違いをしている。 それは、サイバースペース上の発言にも「責任が伴う」ということだ。 たとえば、自らの行動や政策に関して事実無根の情報を流布された政治家が本気になれば、悪意のある相手を特定することは可能だ。 弁護士を通じて、本人に内容証明を送付することも出来るし、悪質なら法的手段に訴えることも十分にあり得る。

 この手の「攻撃相手の無関心」に甘えた無責任な発言を見る度に、ふと、こう思ったりする。 「どこかで一度、こういうことをする人間の名前を特定して、ブログとtwitterとFacebookとWeb番組と大臣記者会見とメディア人との勉強会で一斉に実名を公表してやろうか、な」と。(笑)

 まあ、(よほどのことでもない限り)そんな労力を使うつもりはない。(笑X2) 悪口や中傷をいちいち気にしていたら、政治家なんてやっていられない。 ただし、これだけは言っておく。 職業や立場は違っても、人は皆、一生懸命、生きている。 政治家だって、命を削って仕事に取り組んでいる。 何の根拠もなく、そういう人たちの名誉を傷つけたら、そのツケは必ず自分に戻って来る。

 いつも言っているように、公人である政治家が批判されるのは当然だ。 でも、あんまり卑怯なやり方を乱発していると、本気で反撃されることもある。 そこは気をつけたほうがいい。

追伸:最近も、聞いたことのない議員連盟の「でっち上げ名簿」に勝手に名前を載せられたらしい。 が、twitterやFacebookで反応するようなことはしない。 それこそ、思う壷だもの。 ただし、最初にウソの情報を流した人物は、きちっと調べさせてもらう。

 その2では、実際にあった某議員の2チャンネル対策について書く。   


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」