2014年3月9日

 夜。 自宅の居間でパソコンを起動させた。 このブログを書き終わったら、夕食の準備を始める。 その後は、英語のツイートを書く。 そうか、沖縄関係の資料も読んでおかないと。 

 ここからは、「菅官房長官シリーズ」の続編。 以前、ある総理経験者から、こんな話を聞いたことがある。 「政治リーダーというのは、孤独なものだ。たとえば、政権にとって重要な2人の人間が、違う政策を主張したとする。2人とも、総理である自分のことを本気考えて意見を言ってくれている。が、どちらかを選ばねばならない。そして、どちらかを選んだら、選ばれなかったほうの人は、離れていくんだ。難しいもんだよなあ。」と。

 昨年の12月、安倍総理が靖国神社を参拝した。 考え抜いた末の決断だったと思う。 総理に参拝を促した人たちも、慎重な意見を述べた人たちも、それぞれ安倍総理のことを真剣に思って進言をしたに違いない。 どちらの選択が正しかったのかは、誰にも分からない。 重要なのは、安倍総理自身がその決定を下したということ。 加えて、日本再興を実現するためには、安倍内閣の安定が不可欠という事実だ。 

 過去のブログにも書いたが、(正直言って)自分は参拝慎重派だった。 ひと言でいうと、欧米やアジアの友人たちが高く評価していた安倍総理のリアリスト外交の本質が、この件で誤解される可能性を恐れていたからだ。 

 が、しかし、(総理参拝直後のブログにも書いたように)安倍総理が靖国参拝に踏み切った瞬間から、総理の決断を100%、支持すると決めた。 参拝の翌月に訪れたASEAN諸国でも、安倍首相の真意を丁寧に説明した。 

 もう一度言うが、外交、内政を含むあらゆる要素を総合的に考えて、総理自身が決断したことだ。 よほどの「深謀遠慮」があったに違いない。 安倍総理の政治感覚、外交センス、バランス感覚、戦略的思考の確かさ、何よりリーダーとしての判断力、人間性を信じている。

 総理の靖国参拝の後、幾つかの新聞に「菅官房長官は総理に対して慎重意見を述べた。が、安倍総理の意志は固かった」という趣旨の記事が掲載された。 総理と官房長官の間でどんな会話が交わされたのかは分からない。 参拝の翌日(?)に菅長官に会ったが、総理とのやり取りの中身は一切、言っていなかった。 ここらへんが、いかにもアニキらしい。

 2、3週間前だったろうか。 某大手新聞の政治面の記事(?)を読んでいたら、こんな件が目にとまった。 「菅官房長官が総理の靖国参拝に慎重だったために、2人の間には溝が出来ている」と。 これは全く的外れの指摘だ。(笑) こんなことで、総理と官房長官の信頼関係が揺らぐはずがない!(キッパリ)

 仮に菅官房長官があえて総理の考えと異なる意見を言ったとしても、それは総理の成功を心から願っているからだ。 逆に言うと、(これが事実なら)「菅長官が安倍総理を損得抜きで支えている」ことの証明ではないか。 考えて見て欲しい。 誰だって、政権のトップを不愉快にさせるかもしれない話なんてしたくない。 たとえ安倍総理に「様々な意見に真摯に耳を傾けてくれる包容力」があったとしても…。

 だいいち、総理の参拝前も参拝後も、(当たり前のことではあるが)政界のアニキの口から、この問題について批判めいた発言を聞いたことは、ただの一度もない。 さらに言うと、総理が靖国を参拝した瞬間から、安倍首相の立場を全面的にサポートしている。 この点は、(政治家としの影響力は全然、違うけど(笑))山本一太と同じだ。

 以前のブログにも書いた。 安倍総理が塗炭の苦しみを味わった雌伏の6年間、誰が何を言っていたのかは全て記憶している。 いろいろ悔しい思いもした。 特に、一昨年の9月、安倍首相が2度目の総裁選挙出馬を決めた際、ぶらさがりインタビューで「政権を途中で投げ出したあんな男を支持するなんて恥ずかしいとは思わないのか!」と毒づいた写真週刊誌の某カメラマンの言葉は忘れられない。

 さらに言うと、サイバー空間での発信力が強まれば強まるほど、集まって来る情報の量や密度が増え続けている。 そう、自分は「知りたくないこと」まで知っている。(ふう) 皆さん、気がついていますか? 立派なことを言っているひとほど、正体は違うということを。(ため息) 

 それでも、総理の前で誰かの悪口を言ったり、告げ口をするつもりは毛頭ない。 「直滑降」に書くつもりもない。 が、安倍総理が最も苦しかった時期に、「閣僚として総理を助けられなくて申し訳なく思っている。やり残したことを必ずやらせてあげたい!」と言い続けていた菅義偉官房長官の信義は、改めて総理に伝えておきたい。 だから、このブログに永久保存する。

 総理、菅官房長官こそ、安倍内閣の要です。 窮地に陥った時も、必ず最後まで身体を張って踏ん張ってくれる人です。 これからも、ぜひ、大事にしてください!!

 さて、お湯を沸かす。 先ずは味噌汁からだ。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」