2014年3月6日:パート2

 夜6時過ぎ。 これから3つの会合をハシゴする。 特に、ただ者ではない4人との夕食会はスゴく楽しみだ。 役所を出る前に、昨晩書いたブログを掲載しておこう。

 さて、「直滑降ブログ」を読んでいる政治家やメディア関係者等から、よくこう聞かれる。 「一太さんは、本当に菅義偉官房長官が好きなんですね。どうしてそこまで信頼してるんですか?」と。 「安倍総理が窮地に陥ったとしても、菅長官だけは最後まで身体を張って総理を守ってくれると確信しているのはなぜなのか?」とも。

 過去のブログにも書いた憶えがある。 答えはシンプル。 菅官房長官が、「私心なく一心に安倍首相を支えてくれている」からだ。 政治の神髄は人間観察。 ましてや、過去18年間、安倍総理をずっと応援して来た自分が言うのだから、間違いない。  

 官邸にいれば、当然、総理と頻繁に顔を合わせることになる。 ましてや、官房長官は首相の女房役かつ内閣のスポークスマンだ。 放っておいても、あらゆる分野の人や情報が集まって来る。 とりわけ、(いろいろな意味で)メディア関係者とのネットワークは厚くなる。

 菅長官がその気になれば、自分の都合で誰かを総理に会わせたり、メディア人脈を使って自らの功績をアピールしたり、後援者に利益をもたらすような情報を流したりすることも容易に出来るだろう。 政府内で「総理の近くにいる」というのは、そういうことだ。 が、しかし、「政界のアニキ」は、けっしてそんなことをしない。 そう疑われるような行動は一切、取らない。

 菅官房長官は、たとえば「自分に利益をもたらした人物への見返りに、又は自らの立場を良くしたいがために、誰かと総理との会食をセットする」とか、「ポストを通じて培ったマスコミ人脈を使って、親しい企業や身内の組織に都合のいい情報を発信させる」とか、「役職をめぐって競合するかもしれない相手に関するネガティブな情報を、四六時中、総理に吹き込む」とか、(今の安倍内閣にこんな「側近」は1人もいないと信じているが)権力闘争の世界にありがちなこの手の権謀術数を絶対に使わない。 だからこそ、周りから信頼されるのだ。

 何度も書いているように、第2次安倍政権には「日本の存亡」がかかっている。 日本の命運を握る安倍総理を最も近くで支え、全ての情報を知る立場にある官房長官には、厳しい自己管理と自己犠牲が求められる。 ましてや、内閣官房長官は、安倍首相の成功を心から願っている多くの議員の代表なのだ。 李下に冠を正さず。 「政界のアニキ」には、自らを厳しく律し、多くのことを犠牲にしても「最後まで安倍内閣を支える」という決意がある。 「総理のためなら、いつでも悪役を演じる」という覚悟がある。

 あ、そろそろ行かないと。 この続きは、「菅義偉官房長官の覚悟と胆力:その2」で。 


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」