総合調整が出来ない司令塔は不要

２０１４年２月２２日

　夕方。　地元から東京に向かう新幹線車中からのブログ。　高崎市内を走る主要道路の脇にもかなり雪が残っていた。　山間部では除雪が間に合わず、依然として近づけない地域もある。

　与党内で内閣府組織見直しのための検討が始まっている。　政府内でも、間もなく（？）内閣官房、内閣府のあり方を議論する枠組みが立ち上がるはずだ。

　内閣府特命担当大臣として、５つの司令塔と６つの部局を所掌している。　内閣官房、内閣府の機能や組織の見直しは必要だと思う。　が、各省の縦割りを乗り越えて重要施策に横串を通す「内閣府の司令塔機能」は逆に強化していかなければならない。　内閣府の閣僚としての過去１年間の仕事を通じて、そのことを痛感した。　

　内閣府の司令塔機能の重要性は、これからしっかりアピールしていきたい。　そのためにも、５つの司令塔のこれまでの実績、課題を評価、検証するプロセスが不可欠だ。　既存の「司令塔連携調整会議」を新たな形で再スタートさせたいと考えている。

　２月２４日（月）の午後１時から２時まで、山本一太IT担当大臣の下に設置する「IT活用セキュリティー総合戦略推進部会」の初会合を予定している。　IT戦略を推進していく上で、サイバーセキュリティーは死活的に重要だ。　IT政策分野での総合調整を担うIT戦略本部としても、これまでは実質的にほとんどタッチしていなかったサイバーセキュリティー政策の分野にもっと積極的に関与していかない、と。　設立会合の冒頭の挨拶で、IT担当大臣としての覚悟を述べるつもりだ。

　２月２７日（木）の午後５時３０分から招集する「司令塔連携調整会議」でも、５つの司令塔の幹部を前に檄を飛ばす！　「総合調整が出来ない司令塔は不要だ！！」と。

　あ、間もなく東京のアナウンス。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」／「マルガリータ」／「かいかくの詩」