1月26日。 夜8時過ぎ。 自宅の居間でパソコン画面に向かっている。 少し遅れたが、ダボス会議の出張報告を掲載したい。

 今回の「世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)」に参加して最も強く感じたこと。 それは、今年のダボスの主役は明らかに日本(=安倍総理)だったということだ。 安倍首相が日本の総理として初めて基調講演をやった。 このことが全てを象徴している。

 ダボスでぴったりと同行してくれた内閣府参与のウイリアム斎藤氏のサポートで、21人の会議出席者とバイ会談をやった。 マスコミの有力者から他国の閣僚や元大臣、大学の学長まで、幅広い人たちと意見を交わすことが出来た。 

 もちろん、バイ会談は全て英語。 会場に到着した瞬間から、ダボスでの日程がスタートした。 時間は30分。 朝食会や昼食会を挟み、会議室を足早に移動しながら、バイのミーティングが続いた。 無駄な時間はほとんどなかった。 忙しかったが、本当に面白かった。 この21回の会談は、恐らく(日本人としては)新記録じゃないだろうか。(笑)  

 「今、世界中でアベノミクスが話題になっている。日本の新しい挑戦(安倍総理の経済再生)がうまくいくかどうかについて注目が集まっている。」 多くの人々の口から、同じセリフが出た。 「久々に日本の存在感が高まっている。このチャンスをけっして逃してはならない!」 安倍内閣の閣僚として、改めて心に誓った。

 驚いたのは、バイ会談の相手がちゃんと自分のことを調べていたこと。  「山本大臣、あなたは永田町のロックミュージシャンらしいですね!(笑)所掌する政策分野も多いし、実に面白いキャリアだ。」 

 某米国メディアの幹部から、「以前、新聞記者として福島支局にいた時期もあったらしいね!」と言われた時は、つい、「Google is enemy!」(Googleは恐ろしい!)と叫んでしまった。 なるほど、ネットの時代には、何も隠せない。 その人の生い立ち、過去の事件、親戚の起こしたトラブルまで、何でも知られてしまう。(苦笑)

 あ、お湯が沸いた。 熱い紅茶を飲みながら、ブログの続きを書く。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」