2013年12月3日

 夜10時30分。 自宅の居間でミルクココアを飲んでいる。 本日午後6時30分から、大臣室で「領土・主権をめぐる内外発信に関する有識者懇談会」をやった。 懇談会報告書が公表された7月以降の政府の取り組み、報告書のフォローアップ等の現状を踏まえてのフリーディスカッションだった。

 懇談会では、中国の防空識別圏設定に対する日本政府の対応に関して、様々な議論が出た。 具体的な中身は書かない。 が、安倍総理とバイデン米国副大統領の会談と重なった。 有識者懇談会再開のタイミングとしては絶妙だったと思う。 次の開催日程や頻度については決めていない。 座長とも相談しながら、今後も必要に応じて開かせていたただきたいと考えている。 今日の議論もとても参考になった。

 さて、領土・主権をめぐる問題に関しては、11月29日にもう1つの重要な組織が立ち上がった。 「領土・主権をめぐる内外発信に関する総合調整会議」だ。 総合調整会議の目的は、「我が国の領土・主権をめぐる内外発信の強化を目的として、領土担当大臣の下で、政府全体の内外発信に関する諸課題の総合調整を行う」こと。 こちらも、中国政府による防空識別圏の設定があったばかりのタイミング。 結果としてタイムリーな開催になった。

 当日の総合調整会議には、ほぼ全員が出席した。 最初の会議ということで、先ずは各省の取り組みについて報告を受けた。 ちなみに、総合調整室の設置に関しては、今朝の閣議後懇談でも言及。 改めて、関係各省の協力をお願いした。 総合調整会議のメンバーは以下のとおり。 

<領土・主権をめぐる内外発信に関する総合調整会議>

主宰:山本一太領土担当大臣

(内閣官房)
内閣審議官 林肇(領土・主権対策企画調整室長)
内閣広報室参事官:酒田元洋 小野日子

(内閣府)
大臣官房政府公報室長:武川恵子
北方対策本部審議官:山本茂樹

(外務省)
外務報道官:佐藤地
(関係地域課)

(文科省)
大臣官房国際課長:今里譲

(国交省)
大臣官房審議官(国際) 東井芳隆
海上保安庁総務部長 天谷直昭

(防衛省)
大臣官房報道官 辰美昌良

 関係府省からは、この分野のキーパーソンを出してもらえたと思う。 総合調整会議の立ち上げについては、領土・主権対策企画調整室のスタッフが一生懸命、汗をかいてくれた。(感謝) そもそも、総合調整会議の設置は、11月22日の大臣記者会見で自分が公表した「領土・主権をめぐる内外発信の強化に向けたイニシャティブ」の一環だ。 発信強化イニシャティブの5つの柱は次のとおり。

<領土・主権をめぐる内外発信の強化に向けたイニシャティブ>
(1)領土・主権をめぐる内外発信に関する総合調整会議の開催
(2)「領土・主権をめぐる内外発信に関する有識者会議」の再開
(3)経済界等への働きかけ
(4)独自のウェブサイトの立ち上げ
(5)海外出張を活用した対外発信

 あ、そうか。 新たな研究開発法人創設の話も発信しないと。 この続きは、「内外発信強化イニシャティブ:その2」で。


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」