2013年11月13日

 間もなく夜10時。 熱いココアを片手に、ブログを書き始めた。 身体があったまるなあ。

 昨年12月。 安倍総理から科学技術政策担当大臣に任命された。 その際、総理から強く指示されたのが、科学技術大臣が担当する「総合科学技術会議」という組織の活動を再活性化すること、さらには同会議の「科学技術政策の司令塔」としての機能を強化することだった。

 「総合科学技術会議」とは、内閣総理大臣、科学技術政策担当大臣のリーダーシップの下、各省より一段高い立場から、総合的・基本的な科学技術・イノベーション政策の企画立案及び総合調整を行うことを目的とした「重要政策に関する会議」の1つだ。

  野田佳彦前総理が、科学技術政策を軽視していたとは思っていない。 が、政局が激しく動いていたせいか(?)、総理の出席が必要な総合科学技術会議の本会議は、1年間で数回しか開かれなかった。 安倍政権の下で新たな総合科学技術会議が発足したのは今年の3月。 以来、7ヶ月ですでに8回の本会議が行われている。 総合科学技術会議の再活性化は、総理のバックアップで何とかやり遂げた。(ふう)

 他方、総合科学技術会議の司令塔機能強化は容易い仕事ではない。 省庁の垣根を越えて科学技術政策の総合戦略を作る、ましてやそれを実現するためには、よほどのリーダーシップが求められる。 安倍総理の全面的なサポートがなければ、とても成し遂げることは出来ない。

 内閣府のスタッフと作戦を練った末、総合科学技術会議の司令塔機能強化には、3つのアプローチで取り組むことにした。 第1に、総合科学技術会議の策定するアクションプラン、すなわち、府省間の壁を乗り越えて政府全体の科学技術予算の重点化を図るためのプロセスを強化すること。 そのために、各省の科学技術予算を担当する幹部を集めた「予算戦略会議」を立ち上げた。 

 アクションプランとは、総合科学技術会議が各省と協議しながら取り纏める科学技術予算のプライオリティーを示す方針のこと。 この仕組みに関係各省を巻き込むことで、総合科学技術会議の各省の予算編成に対する影響力を高める狙いがある。 総理のバックアップ、予算戦略会議の活用、日程の前倒しを通じて、今年度のアクションプランの影響力は、確実に強まったと考えている。

 総合科学技術会議(=内閣府の科学技術政策)の司令塔機能を高めるためには、政策決定プロセスへのより積極的な参画に加え、総合科学技術会議が自ら決められる予算の枠を作ることも重要だ。 それは、各省のマインドセットを変える触媒にもなる。 そこで、第2の柱として、内閣府自体が予算の枠を持つSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)、第3の柱として、総合科学技術会議が目利きをして配分を決めるimPACT(革新的研究開発推進プログラム)という新たなプログラムの創設を打ち出した。

 SIPは、府省・分野の枠を超えて基礎研究から出口(実用化・事業化)までを見据えた研究開発等を推進するプログラム。 これに対して、ImPACTは、ハイリスクハイリターンの革新的な研究開発プロジェクトを支援する仕組みだ。

 あ、大事な電話をしないと。 この続きは「その2」で。


fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」