2013年10月18日

 夜9時30分。 自宅の居間でパソコン画面に向かっている。 昨日に引き続き、午前中に2時間、午後から2時間30分の参院本会議(総理所信に対する代表質問)があった。 安倍総理は本当にタフだと思う。 最後まで、張りのある声で答弁していた。

 参院本会議終了後、官邸の菅義偉官房長官を訪ねた。 何を話したのかは書かない。 その後、夜6時近くまで大臣レクが続いた。 知財戦略本部とは、職務発明制度WGの取りまとめの方向性について、科学技術関係部局とは、新たな研究開発プログラム(ImPACT)について、IT戦略本部とは、政府CIOのこれまでの実績について議論した。

 全ての打ち合せが真剣勝負だ。 どの会議でも必ず発言する。 時には、「朝まで生テレビ状態」になってしまうことも。(笑) 新しいプログラムを実現させるための戦略や予算獲得のための作戦も話し合う。

 毎日、忙しくて、苦しい。 でも、本当に楽しい。 沖縄部局、北方対策本部、領土企画調整室、総合科学技術会議事務局、IT総合戦略本部、宇宙戦略本部、海洋総合政策本部、原子力委員会事務局…。 どの部局のスタッフも、大臣の要請に本気で応えてくれている。 

 「発信する大臣会見のために、もう少し分かりやすいプレゼン資料を作って欲しい。動画も考えてもらえないか?」「北方領土啓発キャンペーンのキャラクター、えりかちゃんの動画をもっと進化させて欲しい!」「来週の海洋フォーラムの挨拶は英語でやりたい。原稿は英語で用意してくれませんか?」「職務発明制度に関して、もっと包括的なデータが必要だ。ちゃんとしたアンケートを考えましょうよ!」 どんな注文に対しても、それなりの答えが返って来る。 

 内閣府特命担当大臣になって10ヶ月。 内閣府の官僚たちと、ようやく「ホンネで考えをぶつけ合える」雰囲気が出て来た感じだ。 しかめ面で向き合う時もあるが、大抵は笑いが起こる。 他の大臣も皆、きっとこんな感じなんだろう…なあ。(ニッコリ)

 あ、お湯が沸いた。 買っておいたブドウも食べないと。

追伸:
1.自分の思いはただ1つ。 どうやったら、少しでも安倍総理の役に立てるか? そのために、政治家としてどんな立ち位置にいればいいのか? それだけだ。 が、世の中は、なかなかうまくいかない。 まあ、焦っても、仕方がない…か。

2.林芳正農水大臣がとても親切にしてくれたらしい。 林大臣、いいとこあるよなあ。 スゴく嬉しかった。 

3.物事がスムーズにいかない時、そこには必ず陰で足を引っ張る政敵(?)がいる。 誰かが何かを吹き込んでいる。 本性を見抜かれている人間たちにとって、自分は実に「やっかいな存在」に違いない。 でも、ここをどうやって突破していこうかと考えるだけで、ワクワクする。 これって、政治家のDNAかも。(笑)


fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」