2013年10月6日

 間もなく夜10時。 京都市内のホテルの部屋でパソコンを起動させた。 「STSフォーラム」の第1日目の日程が終わった。 心地のいい疲労感に包まれている。 

 総理主催の朝食会での短い自己紹介スピーチも、6人の科学技術担当大臣や科学技術政策の首相アドバイザーとのバイ会談も、大臣主催昼食会における映画「キャプテンハーロック」と4Kテレビの紹介も、自らが議長を務めた科学技術関係大臣会合も、全てブロークンイングリッシュでやった。 一度も通訳は使わなかった。 ああ、疲れた。(ため息)

 英語での連続バイ会談は、ほとんど修行だった。(ふう) それでも、中身の濃い意見交換が出来たと思う。 全身で話を聴き、情熱を込めて語りかけた。 矢継ぎ早に質問を放ち、下手な英語でジョークも連発した。(笑) どの会談も盛り上がった。 南アフリカの科学技術大臣が笑いながら言った。 「あたたは本当にエネルギッシュだ!」と。

 夜7時過ぎから、STSフォーラム10周年記念ディナーがあった。 山中伸弥教授の講演が素晴らしかった。(司会者の長過ぎる前置きは要らなかったと思うが…。(苦笑))

 今回の「STSフォーラム」への参加者は約1000名。 ノーベル賞級の研究者、科学技術担当大臣、主要企業の幹部等が世界中から集まった。 そのうちの8割は外国人だ。 会議の規模、国際的な知名度、出席者の顔ぶれ…。 どれを取っても、日本で開催される国際会議としては断トツの存在だと思う。 安倍総理がこの会議を重要視している理由がよく分かる。

 明日は京都市内の研究所の視察や大学総長との意見交換、2人の科学技術担当大臣(エジプトとモロッコ)とのバイ会談、Plenary Sessionでのプレゼン等がある。 明日も世界共通語(=ブロークンイングリッシュ)を駆使して走り抜ける。 東京に戻るのは夜10時過ぎになるだろう。

追伸:今回も内閣府のスタッフが一生懸命、頑張ってくれた。(感謝X10) 発言に必要な資料の準備、大臣会合の進行のサポート、映画「ハーロック」を紹介するための配給元との交渉等々。 皆さん、お疲れさまでした。 明日もヨロシクお願いします!  

 
fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」