2013年7月28日

 夜11時過ぎ。 自宅の居間でパソコン画面に向かっている。 今回は、珍しく空港まで見送りに行かなかった。 荷物も事前にチェックインしてあったし、大丈夫だって言うから。 神様のボーナス期間は、とても落ち着いた日々だった。(ふう) 明日からも前向きに頑張る。 左手首には多くのひとの優しさが込められた数珠が、胸の中にはいつも「元気の素」がある。(ニッコリ)

 ここからは、前回のブログの続き。 4度目の参院選挙も、何とか乗り切った。(ふう) 政界にデビューしてから18年。 いろいろな人々と関わり合った。 参院の同僚たちは、選挙の度に数が減っていった。 そりゃあ、そうだ。 参院は1期6年。 2期やったら、12歳も年を取ってしまう。 加えて、6年ごとの選挙に勝ち抜いていくのは難しい。 

 この10年は、衆院も激しく動いた。 小泉政権で始まった「政界ジェットコースター・サイクル」の影響もあって、過去3回の総選挙では、新しい衆院議員が誕生しては消えていった。 中選挙区時代には見られなかった「雪崩現象」だ。

 過去のブログにも何度か書いた。 「政治」とは権力闘争そのものだ。 このダイナミックな生き物の内部には、常に嫉妬と悪巧みが渦巻いている。 何度も言っているように、そもそも、政界に「甘っちょろい友情」などというものは存在しない。 少なくとも、自分はそう考えている。 昨日の敵は今日の友。 ニコニコしながら、陰では足を引っ張り合う。 信用していた仲間が、平気で2枚舌を使う。 こんなの、日常茶飯事だ。 

 もちろん、政策や政局でスクラムを組む「盟友」はその都度、出現する。 が、政治家を辞めても関わり続けたいと思う人は、ごく僅かだ。 他の議員も、そうじゃないかなあ。 

 だからこそ、かれこれ30年も付き合っている山本一太より直線的な河野太郎氏とか、何の打算もなく意気投合して親しくなった吉田博美氏とか、命の恩人(?)と言ってもいい敬愛する武見敬三氏とか、こういう人たちが同じ世界に存在していることが、スゴく嬉しい。 権謀術数渦巻く永田町(大袈裟だけど(笑))で、損得抜きで付き合いたいと思う人たちと巡り会った。 とても幸運なことだ。 

 先日の選挙で政界にカムバックした武見敬三参院議員とは、先週の夜、夫婦4人で食事をした。 武見夫人は、とてもチャーミングだ。 天真爛漫なのは、芸術家(ピアニスト)の証だと思う。(笑) 考えてみたら、自分がダブルデートする政治家って、武見敬三氏と河野太郎氏くらいしかいない。

 政治家としてさらに幸運だと思うのは、何があっても支え続けたいと心から思える政治リーダー(安倍総理)に出逢えたこと。 しかも、挫折を乗り越えて再起したその政治リーダーが経済再生に失敗すれば、日本は2度と立ち直れない、すなわち、安倍内閣が日本復興最後のチャンスだと確信している。 日本の命運をかけた安倍総理の挑戦を成功させるために、閣僚の1人として働ける。 責任の重大さを噛みしめつつも、「政治家冥利に尽きる」と言わずにはいられない。

 昨年12月、迷うことなく一途に応援して来たその安倍首相から、内閣府特命担当大臣に任命された。 安倍総理の人間性を伝えるためにも、閣僚に抜擢された経緯を、このブログに残しておきたい。 今なら、書いても叱られないと思う。

 あ、お湯が沸いた。 熱いほうじ茶を飲む。 続きは、「山本一太大臣、誕生秘話:その2」で。 


山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」