2013年6月4日:パート3

 夜10時過ぎ。 野菜ジュースを一杯、飲んだ。 続けてブログを書く。 今晩、サッカー日本代表が豪州代表との試合で引き分け、2014年ワールドカップのブラジル大会出場を決めた。 最後まであきらめない精神力に感動した! おめでとうございます!! 

 さて、過去6ヶ月間、本会議や委員会での大臣質疑は、全てこのブログに記録して来た。 が、ここのところ、担当委員会(沖縄・北方特別委員会、科学技術イノベーション推進特別委員会)等の答弁が多くなり過ぎて、とても掲載が追いつかない。(ふう) 仕方がないので、委員会ごとにまとめて感想を書くことにする。

 最初は、5月16日の「衆院科学技術イノベーション推進特別委員会」での議論の中身について。 トップバッターの自民党・大野敬太郎氏との質疑の議事録は掲載済みだ。 自民党の2番バッターは、武村展英氏。 2度目の挑戦で見事、政界デビューを果たした。 言葉の端々に、真面目な人柄が滲み出ている。 総合科学技術会議の司令塔機能強化、宇宙開発利用の拡大、先端技術と経済成長の関係について質問を受けた。

 民主党の大島敦衆院議員からは、準天頂衛星と沖縄科学技術大学大学院(OIST)に関する質問があった。 2点とも、鋭い指摘だった。 それもそのはず。 大島氏は、民主党政権時代に宇宙と沖縄担当の副大臣を務めている。 在任中は、準天頂衛星の導入を積極的に進め、沖縄振興法改正でも、民主党内のとりまとめに奔走してもらったと聞いた。 大島議員から要望のあった準天頂衛星の7機体制整備については、担当大臣としてしっかり後押ししていきたいと考えている。

 もう1人の民主党質問者だった津村啓介氏は、科学技術政策に精通している。 民主党政権では、科学技術政策担当政務官だった。 政府の研究開発における競争的資金の基金化(=科学技術研究費の基金化)について議論した。

 最も印象的だったのは、科技特別委員会設立に関する件。 特別委員会設置の経緯や意義を説明した後で、津村氏が次のように言った。

 「本来、当時の与党でありました私たち民主党からすれば、委員会をたくさん作るというのは、それだけ大臣の時間を取られてしまうので、面倒くさいことなわけですよね。親委員会であります内閣委員会の方は、一般質疑、所信に対する一般質疑は大臣の数掛ける1時間というのが慣行でございますので、つまり、山本大臣がお答えになるべき時間は1時間でいいわけでした。」

 さらにこう続いた。 「ところが、この委員会を作ったことによって、今日は3時間ですけれども、3倍のお仕事をしていただくことになるわけですし、当時、それを恐れた与党側は、必ずしも大臣の出席をマストしないという申し合わせまでして、その委員会を作ったということでございます。私は、今、野党になったからというわけではないんですが、やはりこれは科学技術を重視する大きな器ですので、これから足を引っ張るような質問はいたしませんので、ぜひ、ここには時間を取っていただくということをお願いしたい、そういう趣旨で御質問いたしました。」

 この問いかけに対して、「こうした委員会があるのは、科学技術担当大臣として幸せなこと。今後もぜひ、出席させてもらう」と答弁した。

 この質疑を受けて、渡海紀三朗委員長が言った。 「委員会としても、津村委員の今の意見を体して運用させていただきます!」

 この後、質問に立った民主党の福田昭男氏には、成長戦略としての科学技術イノベーションや総合特区について聞かれた。 維新の会の鈴木義弘氏は知財戦略を、同じく維新の会の伊藤信久氏は再生医療の問題を、それぞれ取り上げた。 1つ1つの質問に、出来るだけ丁寧に、誠実に答弁した。

 あ、お湯が沸いた。 熱いほうじ茶を飲む。


山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」