2013年6月2日:パート2

 夜8時過ぎ。 野菜ジュースを一杯、飲んだ。 このブログを書き終わったら、ご飯を炊く。 今晩はシンプルなメニュー(っていつもシンプルだけど(笑))でいこう。

 さて、ここからは前回のブログの続き。 本日の米寿のお祝いの主役、柳沢本次元県議に対する感謝とお詫びの気持ちを、この「直滑降ブログ」に残しておきたい。 面と向かっては、なかなか言えないもの。

 柳沢本次元県議は、亡父・山本富雄の県議時代の盟友だった。 亡父が生涯の師と仰いでいた故・福田赳夫元総理の選挙がある度に、2人はスクラムを組んで戦った。 福田系県議団の中核として、共に福田元総理の選挙を支えた。 亡父が1期、先輩だった。 

 柳沢氏が、以前、嬉しそうな顔でよく話してくれた。 「あんたのオヤジさん、山本富雄はスゴかった。何しろ、当選3期で県連幹事長を奪い取ったんだ!」 そう言えば、亡父の葬儀でも、弔辞の中で「県政の風雲児」みたいな表現が何度も出て来た気がする。 県議時代のオヤジさん、本当に元気だったんだなあ。

 18年前、当時は参院自民党の幹事長だったその父が急逝し、後継として息子の山本一太に白羽の矢が立った。 亡父の盟友だった柳沢氏は、最初からとても優しかった。 最初の選挙も、親身になって応援してくれた。 自分もそんな柳沢県議を敬愛していた。 心から信頼し、慕っていた。 

 参院にデビューして間もなく、参院自民党の実力者たちと衝突した。 最初の6年間、次々と新しい試みを打ち出した。 自分の活動は県議会でも物議を醸したし、派閥の長老たちからも、しょっちゅう叱られた。 山本一太は、中央でも地元でも、常に異端児だった。 そりゃあ、そうだ。 HPで本人のオリジナル曲のPVが見れたり、大臣自らがキャスターを務めるネット番組がアップされている政治家なんて、他には(恐らく)誰もいない。(笑)

 そんな中でも、柳沢県議は(ご本人は憶えてないかもしれないが)、いつもこう言って励ましてくれた。 「山本一太には、他の政治家にないキラリと光るものがある。人気もあるよ!特に、演説はピカイチだから、な!」と。 

 2期目の当選を果たした後には、柳沢氏から、知事選挙への出馬を本気で要請されたこともあった。 当時、知事と福田系県議団は対立していた。 真剣な表情で、「何とか決断してもらえないか。今の知事に勝てるのは、あなたしかいない。仲間の意見も一致している!」と。 あれ、このセリフ、最近も聞いた憶えがある。

 残念ながら、柳沢県議の気持ちには応えられなかった。 どうしても国政でやりたいことがあったからだ。 あの時、イエスと返事をしていれば、今頃は群馬県知事だったかもしれない。 そのくらい、当時の柳沢県議は、政治家山本一太を買ってくれていた。 それだけに、(その後の展開を思うと)胸が痛む。

 あ、ご飯が炊けた。 美味しい味噌汁も作ってある。 この続きは、食事を済ませた後で。


山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」