2013年5月13日:パート3

 夜10時30分。 少し前に夕食を食べ終わった。 もう少し経ったら、食後のフルーツ(メロン)を切って食べる。 今晩の味噌汁の具に、初めて大根を加えた。 これが美味しかったのなんの! 熱いほうじ茶を片手に、もう1本、ブログを書く。

 明日は朝7時過ぎに出邸。 午前8時5分から閣議。 閣議後の定例大臣記者会見では、「サイバー攻撃認知システム」を紹介する。 担当者も呼んで、きちっと説明してもらうつもりだ。

 午前10時から午後4時までは、5時間コースの参院予算委員会・集中審議がある。 テーマは安倍内閣の基本姿勢だ。 現時点で質問通告はない。 午後5時30分からは、第8回産業競争力会議。 今回も、IT政策等に関するプレゼンがある。

 さて、夜6時からの「領土・主権をめぐる内外発信に関する有識者懇談会」(第2回)では、尖閣をめぐる問題について議論した。 冒頭、TVカメラとペンの前で、領土担当大臣として挨拶した。 中国の人民日報が沖縄に言及した件についても、あえて触れた。

 マスコミ退出後、メンバー間の意見交換が始まった。 様々な意見が出た。 この「誰もが本音でしゃべれる」懇談会の雰囲気を、ぜひ、最後まで続けていただきたいと思う。 気がつくと午後8時になっていた。 

 議論の具体的な中身は書かない。 が、重要なのは、どうやったら、国際社会に「日本の主張が正しい」ことを理解してもらえるかだ。 中国との戦略的互恵関係の構築を視野に置きながらも、(自分が米国出張でやったように)「力で現状を変えようとしているのが中国だ」という事実を内外、特に有力な第3国にアピールしていく必要がある。

 領土担当大臣として、世の中にウケるパフォーマンスとか、マスコミに大きく取り上げられる発信は(やろうと思えば)簡単に出来る! いくらでも目立つ方法はある。 が、安倍内閣の領土担当大臣に求められているのは、単なる「勇ましい発言」でもなければ、日本へのネガキャンに利用されるような「過激な挑発」でもない。 安倍総理の意向や外交戦略を見極めつつ、冷静かつパランス感覚のあるメッセージを内外に伝えることだ。 

 自分にとって最も大事なのは、安倍総理の戦略的外交が成果を上げることだ。 それが、あらゆる意味で日本の国益に直結する。 この目的の前には、自らの政治信条や政治家としての功名心なんて、最初から入り込む余地はない! 安倍総理が、山本一太を初代の領土担当大臣に任命した本当の理由はここにあると思っている。 え? もちろん、相手の意図が分かっていても「噛み付かざる得ない」(=尖った発信をせざる得ない)場合もある!! そこは臨機応変にやる必要がある。

 さあ、メロン、食べよう。 腹筋と背筋もやらないと。  


山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」