2013年5月3日:パート3

 先ほど食べ終わった朝食(機中食)の鯖の塩焼きには、かなりの高得点をあげたい。 とても美味しかった。 食後のミルクティーを飲みながら、米国出張報告の続きを書く。

 さて、5月1日の昼食懇談会で、知日派の有識者たちと突っ込んだ意見交換をやった。 スゴくいいメンバーだった。 90分間、会話が途切れることはなかった。 ちなみに懇談会の出席者は次の7名。 

 ブッシュ政権で国家安全保障担当大統領補佐官を務めたステフェン・ハドレー氏、オバマ政権(第1期)でNSCの東アジア上級部長、クリントン政権でNSC中国部長を務め、現在はブルッキングス研究所シニアフェローのジェフ・ベーダー氏、在京大使館の次席公使、国務省日本部長等を務めたラスト・デミング氏、80年代に米通商代表部で日本担当部長、次いで通商代表補代理として対日交渉に従事していたグレン・フクシマ氏。 

 加えて、米国の代表的な中国・安全保障問題の専門家で、現在はCSISの上級顧問を務めるボニー・グレイザー氏、米国の有力な日本研究者の1人であり、国際問題評議会の日本担当シニアフェローのシェイラ・スミス氏、米国の代表的な北東アジア専門家で、マイク・マンスフィールド財団所長でもある旧知のゴードン・フレーク氏という顔ぶれだった。

 オバマ政権の対日観、安倍総理に対する期待と懸念、日中、日韓関係の展望、中国の意図等について話し合った。 具体的なやり取りの中身は書かない。 が、安倍内閣の経済政策「アベノミクス」が、米国内でも大きな関心を集め、ポジティブな評価を得ていることは間違いないと思う。 この懇談での雰囲気は、安倍首相に直接、伝えたい。

 ひとつ言い忘れていたが、今回の米国訪問には、内閣府宇宙戦略室の室長にも同行してもらった。「日米科学技術協力合同高級委員会」でのプレゼンテーションの中には、宇宙政策担当大臣としての発言も含まれていた。 宇宙戦略室長は、宇宙政策に関わる米国政府のスタッフとも、しっかり情報交換をしてくれたようだ。 後ほど、しっかり報告を聞く。

 たった今、機内アナウンスがあった。 あと1時間ちょっとで成田に到着するって。 


山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」