2013年4月30日(米国時間)

 午前零時過ぎ。 ホテルの部屋でリンゴをむいて食べた。 午前9時から午後1時までの「日米科学技術協力合同高級委員会」(JHLC会議)の議論は、とても充実していた。 冒頭のプレゼンテーションも、3つのテーマで行われた議論も、最後の挨拶も、すべて英語でやった。 

 特にフリーディスカッションの部分では、(同行してくれた内閣府スタッフの力を借りながら)プレゼンターの議論に合わせたコメントをさっと練り上げた。 冒頭のプレゼンを含めて、発言は4回。 その度に、ホルドレン大統領補佐官が、的確な回答や意見を返してくれた。 科学技術担当大臣として、かなりの存在感を発揮出来たと思う。 国務省主催の昼食会も、リスクマネージメントの議論で盛り上がった。

 午後3時からのオープンフォーラムでも、冒頭に5分の挨拶。 日米6人のパネリストの議論に耳を傾けた。 ここでも(フロアから)、しっかり質問をさせてもらった。

 夜は佐々江駐米大使主催の夕食会へ。 ホルドレン大統領補佐官、会議に参加した米国側の関係者、NASAの長官、NIH副長官等、いろいろな人と言葉を交わした。 夜9時30分からは邦人プレスとの懇談会。 安倍政権に対する米国側の評価等について話を聞いた。

追伸:このくらいきちっと議論に参加し、科学技術政策担当大臣として言いたいことを言えれば、米国まで来た甲斐があったというものだ。 会議での一連のやり取りは、6月の取りまとめを目指して鋭意、作業を続けている「科学技術イノベーション総合戦略」の中身にも反映させたい。

 最大の収穫は、ホルドレン大統領補佐官とじっくり意見を交わす機会を持てたこと。 国立衛生研究所(NIH)の視察も、スゴく意味があった。 この件については、改めて書く。

 ダメだ。 眠くて…これ以上…キーボードを叩けない。 明日も「数珠のパワー」がきっと守ってくれるだろう。


山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」