2013年4月22日:パート2

 4月11日の衆院内閣・総務委員会連合審査会における民主党の武正公一議員との質疑のポイントは、政府情報システムのオープン化による経費削減だった。 「IT担当大臣と政府CIOが、しっかりリーダーシップを発揮するように!」というエールをいただいた。 議事録は以下のとおり。 

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平成25年4月11日(水)衆議院・連合審査(民) 武正公一議員
議事メモ<抜粋>

(武正公一議員)
 (略)是非、残り9業務についても、オープンシステム化を進めていただきたいというふうに思います。そこで、担当大臣として山本大臣に伺いますが、今回、IT戦略本部の判断の下、4つの業務をこのCIOの下に進めて行くと、府省横断的な計画の作成、経費の見積もりの方針の作成、施策の実施に関する指針の作成、施策の評価ということでありまして、当然、今のKSKのシステムはですね、6ページを見ていただきますと、平成24年度の情報システム関係予算額、5,283億円、運用経費等は4,223億円ですから、今の24年度で比較を致しますと、KSKのランニングコストは281億円ですから、4,223億円のうちの281億円ですから、10パーセントにも、このKSKシステムのランニング費用は満たないわけです。

 それでもかなり大きなものを占めます。今は財務省を一つ例に取り上げましたが、多分大きな、これから取り組まなければならないのは、社会保障分野、社会保険分野、介護保険、医療保険などでしょうかね。それと、あと特許というふうに伺っておりまして、当然、初めてマイナンバーというものが導入されることによって、また違ったステージに入ってくるんだというふうに思います。一つ、このオープンシステム化を取っても府省全体としての取組をCIOが精力的に進める必要があるというふうに期待をされるわけですが、その点についての御所見を伺いたいと思います。

(山本大臣)
 先生のおっしゃった政府情報システムの見直しについては、特定の事業者が独自に設計したために運用経費が高止まりだと言われていたのが、レガシーシステムでございまして、これについては特定の事業者に依存しないオープンなシステム構造への、今、移行を進めております。これまでのレガシーシステムのオープン化で、システム運用経費の削減は実現してまいりまして、残存するレガシーシステムについても引き続きオープン化に取り組んでいます。23レガシーシステムを13に刷新して、23年度までに465億円削減をしたという実績があります。

 今、お話の社会保障・税番号制度の導入とレガシーシステムのオープン化の関係性、これはですね、現時点では、次のステージという話がありましたが、なかなか明確なことを申し上げることはできないんですけども、レガシーシステムのオープン化を始めとするコスト削減の取り組みについては、引き続き、しっかりと取り組んでいきたいと思います。

 お話の、国税庁のKSKシステム、麻生大臣の方からありましたが、現時点において可能な部分をオープンシステムに移行したんだろうというふうに承知をしておりますし、残る部分についてもお話ありましたが、今後の技術動向とか、費用対効果を踏まえて、オープン化の可能性を検討すべきだと思っていますし、引き続き、今、委員のおっしゃったコスト削減の取組をしっかりやっていくということが望ましいと、IT担当大臣として考えております。

(武正公一議員)
 この法案については、前政権から進めてきたことは再三取り上げられておりますが、具体的にこれを実施に移すにあたって、先程、小川委員も触れた利便性、簡便性も含めて、また、特に財務省がですね、やはりこの消費税の導入、こういったことに担当省として、国税庁も含めてマイナンバーの導入による経費削減効果、その、やはりリーダーシップを取っていただくことで、それをやはり範として、是非、各府省にCIOが、また、IT担当大臣が、やはり督励をしていただいて、具体的な経費削減につなげていくということをお願いして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
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山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」