2013年4月19日

 夜7時30分。 参院議員会館事務所で、Macを起動させた。 本日は金曜日。 今晩8時45分から9時15分まで、ネット番組「直滑降ストリーム」(大臣VS大臣)で、下村博文・文部科学大臣とガチンコの議論をやる。 

 番組のエンディングテーマは、山本一太のオリジナル・バラード「素顔のエンジェル」だ。 今から10年以上前、毎年、地元で開催していた「音楽で政治を語るライブ&トーク」のために作った歌です。 時間があれば、こちらも聴いてみてください!

 さて、バタバタしていて、ブログになかなか掲載出来なかった4月11日の衆院内閣委員会での質疑の内容を掲載する。 午前中は衆院内閣委員会、午後からは、内閣委員会と総務委員会の連合審査会という形になった。 午前中の内閣委員会では、みんなの党の大熊利昭議員から、特許庁のシステム開発が失敗した原因について質された。 「政府側の発注力(=業者の能力を見極める力)と業務プロセスの改革、その2つともが不十分だった」と答弁した。 大熊委員とのやり取りは、以下のとおり。

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平成25年4月11日(水)衆議院・内閣委員会(み) 大熊利昭議員
議事メモ<抜粋>

(大熊利昭議員)
 時間もあと10分くらいとなってまいりましたので、山本大臣、いらっしゃっていただいているので、ちょっと質問の順番を変えさせていただきまして、例の特許庁のシステム開発の失敗の関係なんですけれども、27日の質疑でやりとりがあったかと思うんですが、山本大臣の方からですね、政府側にですね、能力のある受注者を見極める力がなかったと、少なくとも不十分だったというお話がありました。

 一方で、遠藤政府CIOからはですね、各省とも業務プロセスの改革が不十分だという話がありました。私もですね、民間企業の情報システム、大きな会社の情報システムの失敗例をですね、だいぶ聞かされてきまして、情報システムのベンダーさん、ITのいわゆるSIer(エスアイアー)と呼ばれる会社さんからの失敗例でございまして、会社からの失敗例ってどういうことになるかといいますと、発注者さん、お客様がですね、最初に業務発注をするときの要件定義を途中で変えてきたりしてですね、そのシステムの開発の変更のための費用をもらえなかったということで、大赤字になってしまうという、こういう例がシステム会社の赤字を作る最大の原因だというふうに承知しておりまして、逆にですね、その費用をシステム会社さんが取れたとすると、今度は逆に発注者側、今回のケースでいうと政府側がですね、大きな追加の出費をするということになってしまうわけでございまして、どっちにいってもですね、システム会社側の失敗あるいは発注者側の失敗、どっちにいってもですね、まずい話になる。

 つまりは、やはりもともとの業務フローがですね、特に政府の行政機関ということになりますと、非常に複雑怪奇になっているのではないかというふうに想像しまして、やはりその技術的に見極める技術的なレベルがどうかという前にですね、行政機関内部のですね、業務フローを整理すると、つまり、業務フローをもう一度洗い直すという、そこの部分の方がですね、つまり遠藤CIOの言っておられる方が、より真実に近いのではないかというふうに思うのですが、大臣いかがでございましょうか。

(山本大臣)
 今のお話でいうと、まず第一に受注者側にベンダー、業者の能力を見極める力がなかったということでいえば、発注する側ですか、失礼しました、発注する側に能力を見極める力がなかったということが一つ原因にあると思いますし、さらに今、委員がおっしゃったように政府側の業務フローにも問題があったということで、これは両方とも問題があったんだというふうに思いますし、どっちが大事なのかっていうところは、色々あると思いますが、よく出ているBPRですか、ビジネス・プロセス・リエンジニアリングなんですけど、まず業務フローをきちっと改善するっていうことが必要だということについては、私達も重く受け止めております。ですから先生の御質問に答えるとすると、発注力、やはり政府側の発注力についてもしっかり反省をしなければいけないし、業務フローの問題もあったと、両方ともやはり反省点があるということだと思います。

(大熊利昭議員)
 業務フロー、まさに業務フローの見直しだと思うんですが、既にいただいている政府の開発スケジュールについてですね、このへんのところの中身ですね、システム開発にいつからいつまでかかるっていう非常に大雑把な話はいただいているんですが、この業務フローの改革に具体的に、ここ、こういう部分にこのぐらいかかる、っていうのを各省ごとにですね、もう少し詳しい情報をですね、お願いできないかなというふうに考えているところでございます。
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山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」