2013年3月16日:パート2

 3月15日の衆院内閣委員会での初めての答弁の相手は、田中良生衆院議員だった。 言葉の端々に、誠実で、真面目な人柄が滲み出ている。 前回の衆院選挙でカムバックを果たした。 本当に嬉しい。 

 きっと、山本一太大臣の出番を作るために質問してくれたに違いない。 田中さん、ありがとう! また、一緒に勉強会、やりましょうね。 田中衆院議員との質疑の内容は以下のとおり。 

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<平成25年3月15日(金)衆議院・内閣委員会 田中良生議員議事録>

(田中議員)
 続いて今、山本大臣、お越しいただきまして、一点、質問を変えてですね、関連でもあるんですけど、政府のCIOについてお聞かせいただきたいと思います。マイナンバー法が今国会に提出されました。しかし、このマイナンバー法などによってですね、行政組織の中で、扱い、そして守るべき情報が今増える、そういう状況にあろうと思います。そんな中で、電子行政の重要性も今高まってきております。ICT政策の推進、業務プロセスの効率化の推進、国と地方公共団体との連携強化、見える化などメリットも大変多いものがあると思います。

 山本大臣の所信にもありました政府CIOの有用性も納得できるものであります。ただし、この統一した設計思想の下で構築された電子政府、同時にですね、やはりこれはテロの標的になったり、システムの抜け穴による情報流出、こういう危険性は絶えずつきまとうものであります。先程から述べておりますように、情報のセキュリティには万全の体制、システム、これを確立することは当然のことでありますが、この政府CIOにおけるセキュリティ確保、この方針について、大臣からお聞かせいただきたいと思います。

(山本大臣)
ご質問いただいてありがとうございます。今、田中委員から話の出たサイバー攻撃事案への対処等の情報セキュリティについては、官房長官、官房副長官、内閣危機管理監の指揮監督の下で、今、内閣官房情報セキュリティセンター、NISCといっておりますけど、ここが主に担当しております。今後もそういう体制になると思います。政府のCIO、これは内閣情報通信政策監としても、NISC等とも連携して、情報セキュリティの確保にしっかり貢献をしていきたいと思います。

 特に、具体的に言うと、各府省の情報システムがバラバラに運用されておりますので、これをホームページなど可能なものから順次統合集約化することでサイバー攻撃等に対するセキュリティ機能を強化すると、こういうところはしっかりCIOとしても貢献ができるのではないかと思っておりますので、より安全な政府機関の情報システムの構築に向けた取り組みをしっかりと私も進めていきたいと思います。そのためにも、政府CIOを法制化して、きちっとCIOに権限を与えると、この法案の早期成立に向けて、是非ともご理解、ご協力をいただければと思います。

(田中議員)
 はい、ありがとうございます。アベノミクスの第1の矢、第2の矢が放たれようとしている所であります、しかし、この第3の矢である成長戦略、これこそが日本の未来国家繁栄を位置づける、私はもっとも重要な戦略であると思っております。そこでやはり電子行政の推進、IT投資の効率化の役割、これは大変大きいものがあると考えております。この政府CIO法案に関しましても、官邸主導を強化する意味でも、早急に是非とも大臣にリーダーシップを持って進めていただければと思います。
 
 私は、この真の政治主導、これを成し遂げるためには縦割り行政の弊害を除く、そして官邸中心、官邸主導の政治決定が可能になるような、こういう制度設計を行っていかなければならないと考えます。そうしなければ、やはり有事の際に、政府が迅速かつ的確にあらゆる危機に対応することは不可能かなとそのように感じております。日本周辺、特に国際情勢が緊迫する中で、国家安全保障会議の設立及び運営は喫緊の課題であります。どのような危機にも即応して、我が国の主権、独立を守るためにも是非ともこの日本版NSC、そしてCIO法案、こうしたものの設立準備を急いでいただきますようにお願いいたしまして質問を終わりといたします。
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