2013年2月13日

 間もなく夜10時。 少し遅目の夕食を済ませた。 食後のフルーツ(昨日買っておいたイチゴ)も食べた。 熱い日本茶を片手に、Macのキーボードを叩いている。 

 グアム島で2人の邦人が亡くなった。 こんな形で命を落とすなんて、どれほど無念だったろうか? あまりにお気の毒で、言葉もない。 なぜ、こんなことが続けて起こるのだろうか? この怒りをどこにぶつけたらいいのだろうか? グアム当局には、事件の全容を解明し、2度とこんな事件が起こらないようにしてもらいたい。

 気を取り直して、ブログの続きを書く。 本日の衆院予算委員会は、午前中から午後にかけて一般質疑。 間髪入れずに、2時間半の締め括り総括質疑(全閣僚出席)が行われた。 午後の一般質疑では、沖縄担当大臣の出席を求められた時間帯もあった。 が、結局、質問はなかった。(よくあることだけど…) 明日、衆院本会議で24年度補正予算が成立する見込みだ。

 さて、2月12日の衆院予算委員会集中審議における玉城デニー衆院議員との質疑の内容(議事録)を掲載する。

玉城委員:「では(沖縄訪問の感想について)、同じように山本大臣にもお願いいたします。」

山本国務大臣:「私が沖縄担当大臣に就任したときに、安倍総理からは、あなたは沖縄担当大臣、沖縄振興大臣なので、できるだけ頻繁に沖縄に行ってほしい、そして沖縄県民の方々に寄り添う形で仕事をしてほしい、こういうご指示をいただいて、就任一ヶ月で三回沖縄に足を運んで、仲井眞知事とも、先般の予算委員会でも申し上げましたけれども、六回、お目にかかりました。」

「そういう意味でいうと、私なりに、私も、総理がおっしゃったような信頼関係にもう一度きちっと再構築するために努力をさせていただいていると思っています。」

「初めて平和祈念公園を訪れて、国立戦没者墓苑で献花をして、その後、平和の礎を訪れて、亡くなられた方の名前が刻まれた石碑が波形に建っていたので、案内していただいた県の関係者の方にどうしてですかと聞いたら、あそこから平和の心を波のように世界に広げるという趣旨なんだということを伺って、改めて、沖縄の方々の平和に対する強い思いを感じました。」

「それから、平和の礎のむこうに平和の火があって、その向こうに本当にきれいな海があって、左に平和祈念資料館があるんですけれども、その本当にきれいな景色の中に崖があって、案内してくださった人から沖縄戦であの崖から多くの方が身を投げたというのを伺って、やはり沖縄の歴史の重みと痛みみたいなものを感じました。」

「それから、先生はご存知だと思うんですけれども、閣僚としては初めて久高島に行きまして、ここはアマミキヨという国建ての神が降り立った沖縄開闢の地で、島民の方々は本当に温かく迎えてくださったんですが、そこも少し歩き回って、沖縄の神秘的なエネルギーというか、ちょっと魂の一端を感じたような気がいたしました。」

「他にもいろいろ、国際物流拠点を見たり、今、総理のおっしゃった科学技術大学院大学を見たりしましたけれども、沖縄の歴史の重みとか、沖縄の置かれている状況と同時に、やはり大きな可能性、沖縄の持つ大きな可能性も感じて、最初の(沖縄)訪問から戻ってまいりました。」

玉城委員:「その件(沖縄振興のための一括交付金)に関して、山本大臣からもお願いします。」

山本国務大臣:「先生ご存知のとおり、先ほどちょっと予算の話がありましたけれども、24年度の補正予算は373億円、25年度の当初予算は総額で3001億円。特に、先生の今、おっしゃった沖縄振興の交付金については、ソフトが803億円、これは現状維持で、ハードは810億円、これは39億円増えているんですけれども、沖縄県側のご要望に最大限、応える形で計上させていただきました。」

「今、先生、おっしゃったように、これも初めての試みなんですけれども、昨年の改正沖縄振興法で出来た制度なんですが、私は、このソフトとハードの仕組みは非常に沖縄振興には意味があるというふうに思っています。」

「さっき、要項の話が出ました。もちろん交付金ですから、きちっと条件があるんですが、これは沖縄県、市町村の自主性を最大限に尊重する形で、私たちの内閣府の事務局もいろいろな意味で前向きに議論をして、いろいろな提案をしながら進めてきたということですが、非常に、特にソフトの交付金は使途が広いと思うんですね。これも先生には釈迦に説法なんですけれども、例えば、産業振興のための施設整備にも使える。那覇港のガントリークレーンとか、あるいは中城湾の賃貸工場とかいうのも作りましたし、あるいは子育て支援もあるし、離党振興もあるし、人材育成もあるということで、私はこれは非常にいい仕組みだと思っています。」

「ただ、1年目ですから、今までのプロジェクトを、昨日も実は先生から質問いただけるということで相当詳細に読んで来たんですけれども、1つ1つをよく見て、もうちょっと効率的に出来るものはまた進化をさせていけばいいと思いますが、ソフトとハードで沖縄の振興をサポートする、自立を助け、将来的には、さっき申し上げたとおり、総理もおっしゃっていましたけど、日本経済のフロントランナーになってもらうために、私は担当大臣としてこの仕組みを評価していますし、ぜひ、これを沖縄県側と相談しながら、あくまでも沖縄県側、市町村側の自主的な判断に従って進化をさせていきたい、そう考えております。」

 閣僚として初めての衆院予算委員会シリーズが終わった。 参院予算委員会での大臣としての質疑も、全てこのブログに残すつもりだ。 25年度予算成立まで、緊迫した国会審議が続く。


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