2012年12月3日:パート3

 間もなく午後7時。 新幹線で地元に向かっている。 いよいよ、明日から衆議院選挙が始まる。 今晩は高崎泊。 明日は、早朝から群馬県内の出陣式を飛び回る。

 山本一太が見た群馬県の5つの小選挙区の情勢と、勝利を掴むためのポイントを簡潔に書いておきたい。

 まず、群馬5区(小渕優子候補)は盤石。 全く心配していないが、他県の選挙区の応援に回らねばならない小渕候補が、各地域の決起大会をまとめて行う日だけは、応援に駆けつけるつもりだ。

 群馬1区(佐田玄一郎候補)は、佐田候補と前職の尾身幸次元財務大臣、山本龍・前橋市長の3人のスクラムが出来上がった。 加えて、大澤群馬県知事も、佐田候補への支持を正式に表明。 ようやく立ち上がったこの4者(特に現職、前職、市長)の連携の枠組みを、各々の後援会組織+支持者のレベルに浸透させることが重要だ。 自民党県議やサムライ市議団の全面協力も得て、「厚い保守地盤に支えられた態勢」がきちっと整えられるかどうか? そこが最大のポイントになる。

 たとえば、選挙戦の終盤で、「誰に投票するかを決めていない無党派層」が、ワッと動く可能性もある。 最後まで、(一瞬たりとも)気の抜けない戦いだ。 前橋市内の遊説では、街頭演説(又は座談会)で佐田候補の実績を強く訴えると同時に、いわゆる「第3極」のいい加減さを徹底的に攻撃する! ただ選挙で生き残りたいために、コロコロと党を変わるなんて最低だ。(怒) 上州人は、筋の通らないことを許さない!(キッパリ)

 群馬2区(井野俊郎候補)は、公募で選ばれた32歳の候補者が出馬する。 猛勉強の成果もあって、公開討論会では、現職だった民主党、じゃなくて日本維新の会の候補を上回るパフォーマンスを見せたらしい。(ニッコリ) 最初はきこちなかった演説も、着実に進歩しつつある。 選挙戦では、32歳という若さを全面に押し出し、未来の可能性をアピールするのが、最も効果的だと思う。

 ただし、この2区は、(5つの小選挙区の中で)最も厳しいせめぎ合いが予想される。 民主党から日本維新の会に衣替えした現職(正確には前職)は、なかなか手強い相手。 あの橋下市長も、どこかで応援にやって来るはずだ。 後半、必ず票を伸ばして来るだろう。 若い井野候補には、死に物狂いで(全力疾走で)走り続けて欲しい。 必死に頑張れば、勝機はある! 赤系のネクタイを4本、プレゼントすることにした。 勝敗のカギは、井野氏が、(選挙戦を戦う中で)「無党派を惹き付けられる」候補者に進化していけるかどうかだ。

 あ、間もなく高崎のアナウンス。 この続きは「群馬県、5つの小選挙区の情勢と戦略:その2」で。


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