2012年11月30日:パート4

 今回の参院自民党執行部人事で、溝手幹事長と脇国対委員長が続投になったことには、全く異論がない。 ただ、なぜ、岩城政審会長だけを、こんなに強引に交代させなければならなかったのか?! なぜ、3人とも、そのまま続投ではいけなかったのか?! その理由が、どうしても分からない。(???)

 岩城さんは、悔しかったと思う。 続投に誰も反対していないのに、3人の役員のうち、1人だけ外されるなんて、政治家としての面子は丸つぶれだ。 回りから見れば、1人だけ落第点をつけられたみたいに見えるもの。 

 岩城氏によると、1年前、政審会長に任命された時、中曽根議員会長にこう言われたそうだ。 「これから、参院の役員は1年ごとに交代させようと思っているんですよ!」と。 今回、政審会長を降ろされた際には、こう説明されたと聞いた。 「政審会長だけは、(特別な例外を除いて?)過去、1年交代でやって来ているんですよね!」

 この議員会長の言葉はショックだった。 「政審会長は、幹事長や国対委員長とは違う。コロコロ変えられる軽いポストだ」と言っているようなものだ。 山本一太のあの1年間の努力は全く無駄だったということになる。(ため息) だいいち、「政審会長だけが1年ごとに代わっている」というこの理屈、自分が更迭された時は、一度も耳にしなかった。(???)

 自分は陰でコソコソ言ったりしない。 群馬県内の会合で議員会長に会った際、今回の人事の件をチラッと告げられた。 率直に、こう申し上げた。 「岩城政審会長だけを代えるのは反対です。一生懸命、やって来た岩城さんが気の毒だし、何より、政審会長ポストだけ軽く扱われるみたいになってしまいますから!3人とも留任か、全員が代わるか、私は、それが筋だと思います」と。 残念ながら、山本一太の意見は全く反映されなかった。

 ふと思う。 岩城氏や自分の気持ち、ある大事な人が誤解されかねないリスクを考え、中曽根会長が、一瞬でも、今回の人事を逡巡した(迷った)ことはなかったのだろうか、と。 あんなに一生懸命、応援したのになあ。(ため息X20) そもそも、このタイミングで「岩城政審会長だけをすげ替える」というこの人事、本当に中曽根議員会長自身の考えだったのだろうか???

追伸:こんなちっぽけなブログの「言霊」が、これから予想される参院自民党の展開に影響を与えるとは思っていない。 だいいち、これでも、極力、言葉の力を抑えて綴った文章だ。 それでも、参院の仲間たちには、知っておいて欲しい。 なぜ、自分が、今回の参院執行部人事に怒りを感じているのか、を。


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