２０１２年１１月３０日：パート３
午後４時過ぎ。 京都から東京に向かう列車の中でパソコンを開いた。 熱いミルクティーで寝不足の身体を癒しながら、キーボードを叩いている。
奈良県生駒市内（奈良２区）の遊説と街頭。 高市早苗候補は、急遽、自民党広報本部長としての仕事が入り、一緒にマイクを握れなかった。（残念X５） が、これは仕方がない。 広報本部長は要職だ。 とにもかくにも、孤軍奮闘した。 遊説カーに乗ってウグイスボーイをやり、街頭でも１人で演説した。 あらゆる場所で、「高市早苗さんは、日本に必要な政治家です！」と訴えた。
さて、ここからは、前回のブログ（政審会長人事）の続き。 最初に言っておくが、来夏の参院選挙に向けて、新しい参院自民党執行部をしっかり応援しようと思っている。 中曽根議員会長の任期はどのみち来年７月で終わりだし、これから８ヶ月間は、チームとして結束していく必要があるからだ。 そのことを踏まえた上で、自分の気持ちを正直に書かせてもらう。
今から２年数ヶ月前、参院自民党史上初の「議員会長選挙」が行われた。 この議員会長選挙は、今の中曽根議員会長から山本一太への１本の電話で始まった。 「議員会長選挙で候補者擁立を模索していると聞いた。自分が出たいので、検討して欲しい！」と。 仲間と相談して、（いろいろな意見はあったが）候補者になっていただくことに決めた。
同志と力を合わせ、死に物狂いで戦った。 生まれて初めて、カーペットの上で土下座もした。 結果、中曽根議員会長が誕生した。 参院の常識を覆す「ちっちゃな奇跡」だった。 参院自民党を変えられるかもしれない。 本気でそう思った。
中曽根体制の下で、参院幹事長や国対委員長に比べて格下に扱われていた政審会長という役職を与えられた。 「これまでの政審会長の枠に囚われずに、どんどん発信してもらいたい！」と言われた。 役目をもらったからには、一生懸命やろうと心に誓った。 １年かけて、政審会長というポストを、幹事長や国対委員長と遜色ないところまでランクアップ出来たという自負があった。
参院自民党議員会長の任期は３年。 参院３役（幹事長、政審会長、国対委員長）の任期は１年。 １年後の役員人事は、幹事長ポストをめぐって紛糾した。 詳しい経緯はいちいち書かないが、国対委員長が留任する流れの中で、政審会長は、当然、続けられると思った。 議員会長に何度も、「ぜひ、やらせてください！」とストレートにお願いした。 これまでの経緯を考えれば、そのくらいお願いしたって罰は当たらないでしょう？（笑） が、納得出来る説明のないまま、更迭された。 岩城光英氏が、次の政審会長に任命された。
野党の、しかも参院のポストに、なぜ、そんなにこだわるのかと笑う人もいるだろう。 でも、自分は、そのつまらないはずの役職（？）に就くまで、衆院への鞍替え要請も、知事選へのトレードも、ずっと辞退して来た。 参院を変えるために、歴代の実力者たちに真っ向から逆らって来た。 そのくらい、参院自民党に思い入れがあった。 どんな事情があったのかは知らないが、（人事の結果がどうなっていたとしても）議員会長の意志として、「山本政審会長を残す」努力をしてもらえなかったのが、スゴく残念だった。（ガクッX１０）
とても悔しかったが、政審会長を更迭されたことは受け入れた。 そこは、自分の不徳の致すところだと思った。 次に与えられた参院予算委員会筆頭理事として、民主党政権との対決の先頭に立った。 それが、中曽根参院自民党の存在感を高めることになるとも考えていた。 こちらも、一生懸命、やって来たつもりだ。
同時に、（気持ちを切り替えて）岩城政審会長を応援しようと決めた。 そうじゃなかったら、わざわざ議員総会で手を挙げて、「私が政審会長だった時は、党全体の政調会長代理も兼任していたのに、岩城政審会長に代わった途端に兼任が外された。これはおかしい。ぜひ、衆院側と交渉して取り戻して欲しい！」などと参院執行部にお願いしたりしない。
岩城光英政審会長は、真面目に仕事に取り組んでいた。 過去のブログでもチラッと触れたが、東北大震災の被災地である福島県の代表として、震災対策には特に力を注いでいた。 しかも、本人は（１年前の自分と同じように）、もう１年、続投したいと強く望んでいた。 ましてや、幹事長（２年目）と国対委員長（３年目）は、そのまま留任なのだ。
この「あまりに心ない人事」を目の当たりにして、１年前に頭の中で整理したはずの感情が、再び、蘇って来た。 岩城氏もあの時の自分と全く同じ悔しさを味わっているに違いないと思った。
列車の中で少し寝る。 この続きは次回のブログ（その３）で。
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午後４時過ぎ。 京都から東京に向かう列車の中でパソコンを開いた。 熱いミルクティーで寝不足の身体を癒しながら、キーボードを叩いている。
奈良県生駒市内（奈良２区）の遊説と街頭。 高市早苗候補は、急遽、自民党広報本部長としての仕事が入り、一緒にマイクを握れなかった。（残念X５） が、これは仕方がない。 広報本部長は要職だ。 とにもかくにも、孤軍奮闘した。 遊説カーに乗ってウグイスボーイをやり、街頭でも１人で演説した。 あらゆる場所で、「高市早苗さんは、日本に必要な政治家です！」と訴えた。
さて、ここからは、前回のブログ（政審会長人事）の続き。 最初に言っておくが、来夏の参院選挙に向けて、新しい参院自民党執行部をしっかり応援しようと思っている。 中曽根議員会長の任期はどのみち来年７月で終わりだし、これから８ヶ月間は、チームとして結束していく必要があるからだ。 そのことを踏まえた上で、自分の気持ちを正直に書かせてもらう。
今から２年数ヶ月前、参院自民党史上初の「議員会長選挙」が行われた。 この議員会長選挙は、今の中曽根議員会長から山本一太への１本の電話で始まった。 「議員会長選挙で候補者擁立を模索していると聞いた。自分が出たいので、検討して欲しい！」と。 仲間と相談して、（いろいろな意見はあったが）候補者になっていただくことに決めた。
同志と力を合わせ、死に物狂いで戦った。 生まれて初めて、カーペットの上で土下座もした。 結果、中曽根議員会長が誕生した。 参院の常識を覆す「ちっちゃな奇跡」だった。 参院自民党を変えられるかもしれない。 本気でそう思った。
中曽根体制の下で、参院幹事長や国対委員長に比べて格下に扱われていた政審会長という役職を与えられた。 「これまでの政審会長の枠に囚われずに、どんどん発信してもらいたい！」と言われた。 役目をもらったからには、一生懸命やろうと心に誓った。 １年かけて、政審会長というポストを、幹事長や国対委員長と遜色ないところまでランクアップ出来たという自負があった。
参院自民党議員会長の任期は３年。 参院３役（幹事長、政審会長、国対委員長）の任期は１年。 １年後の役員人事は、幹事長ポストをめぐって紛糾した。 詳しい経緯はいちいち書かないが、国対委員長が留任する流れの中で、政審会長は、当然、続けられると思った。 議員会長に何度も、「ぜひ、やらせてください！」とストレートにお願いした。 これまでの経緯を考えれば、そのくらいお願いしたって罰は当たらないでしょう？（笑） が、納得出来る説明のないまま、更迭された。 岩城光英氏が、次の政審会長に任命された。
野党の、しかも参院のポストに、なぜ、そんなにこだわるのかと笑う人もいるだろう。 でも、自分は、そのつまらないはずの役職（？）に就くまで、衆院への鞍替え要請も、知事選へのトレードも、ずっと辞退して来た。 参院を変えるために、歴代の実力者たちに真っ向から逆らって来た。 そのくらい、参院自民党に思い入れがあった。 どんな事情があったのかは知らないが、（人事の結果がどうなっていたとしても）議員会長の意志として、「山本政審会長を残す」努力をしてもらえなかったのが、スゴく残念だった。（ガクッX１０）
とても悔しかったが、政審会長を更迭されたことは受け入れた。 そこは、自分の不徳の致すところだと思った。 次に与えられた参院予算委員会筆頭理事として、民主党政権との対決の先頭に立った。 それが、中曽根参院自民党の存在感を高めることになるとも考えていた。 こちらも、一生懸命、やって来たつもりだ。
同時に、（気持ちを切り替えて）岩城政審会長を応援しようと決めた。 そうじゃなかったら、わざわざ議員総会で手を挙げて、「私が政審会長だった時は、党全体の政調会長代理も兼任していたのに、岩城政審会長に代わった途端に兼任が外された。これはおかしい。ぜひ、衆院側と交渉して取り戻して欲しい！」などと参院執行部にお願いしたりしない。
岩城光英政審会長は、真面目に仕事に取り組んでいた。 過去のブログでもチラッと触れたが、東北大震災の被災地である福島県の代表として、震災対策には特に力を注いでいた。 しかも、本人は（１年前の自分と同じように）、もう１年、続投したいと強く望んでいた。 ましてや、幹事長（２年目）と国対委員長（３年目）は、そのまま留任なのだ。
この「あまりに心ない人事」を目の当たりにして、１年前に頭の中で整理したはずの感情が、再び、蘇って来た。 岩城氏もあの時の自分と全く同じ悔しさを味わっているに違いないと思った。
列車の中で少し寝る。 この続きは次回のブログ（その３）で。
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