2012年11月23日:パート2

 一昨日(11月21日)の夕方、自民党本部の総裁室で、安倍晋三総裁に会った。 6回目の「10分懇談」をやった。 群馬県の選挙情勢を含め、幾つか気になることを伝えた。

 安倍総裁は、こう話していた。 「政治は何が起こるか分からない世界だからね。衆院選挙については、全く油断もしていないし、勝つのが当たり前なんて、つゆほども思っていない。自民党は野党なんだから、衆院選挙では、チャレンジャーの立場だよ!」と。 「うん、慢心はしていないけど、そんなふうに見えないように気をつける!」とも。

 政権奪還を目指す最大野党の党首として、「自民党が政権を取ったら、これとこれをやる!」と強くアピールするのは当然だ。 にもかかわらず、マスコミは、「自民党は、もう政権与党になったつもりでいる!」とか、「党の内外に、安倍総裁は慢心しているという声が出ている」みたいなことを報じる。 これって、一種のネガティブキャンペーンじゃないかと思ってしまう。(苦笑) 

 安倍総裁は、「もう政権を手にしたかのような顔」なんてしていない。 安倍総裁を勝手に「次の総理」のように扱っているのは、回りの人々(他党、メディア、経済界等)ではないか!

 逆に、安倍総裁が発言を抑えたら、途端に、「インパクトがない!」とか、「なぜ、自民党の政策をもっと訴えないのか!」なんて批判されるに決まっている。 僭越ながら、こう申し上げた。 「総裁、何をやっても、必ず文句を言われます。世の中のムードや民主党の戦略は十分に見極めながら、最後は、信じたとおりやってください!」

   
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