2012年11月3日

 ひとつひとつ、「逆襲」のための布石を打つ。 焦らず、怒らず、冷静に反撃の準備を積み重ねていく。 必ず、彼らの正体を暴き、その事実をこのブログに永久保存させてもらう。 タイミングは、来夏の参院選挙の後だ。 そのためにも、何とか生き残らないと!

 昨日、ある政治家に携帯メールを送った。 1日遅れて、返信があった。 そこに書かれた言葉は、全て、胸に深く刻んでおく。 約束を破ったら、承知しない!!

 さて、安倍晋三総裁が、野田政権への「太陽政策」に舵を切った。 「自民党は審議拒否などしない。国民生活に影響を及ぼす赤字国債発行法案は、予算委員会より先に成立させてもいい。1票の格差を是正する法案には協力するし、社会保障改革国民会議を解散総選挙の前に立ち上げても構わない。一歩下がって、懸案事項は処理する。その代わり、野田総理は(約束を守って)早期の解散総選挙をやって欲しい!」というアプローチだ。 党内には異論を唱える人もいるようだが、安倍総裁の判断は、100%、正しいと思う。 

 「赤字国債発行法案は、野田総理を早期解散に追い込むための最後の切り札だ。世論の反発を恐れるがあまり、譲歩が早過ぎるのではないか?」 友党である公明党が、こう主張していると報道されている。 民主党が、我々が考える「与党」だとすれば、極めて真っ当な意見だと思う。 だいいち、国民の前で約束した「近いうち解散」の約束を果たしていないのは、野田総理のほうなのだ。 しかも、与党として「重要法案」を通すための十分な努力もしない。 呆れて物が言えない。  

 が、しかし、落選の恐怖に脅える今の民主党議員に、「与党の常識」は働かない。 「赤字国債発行法案」を人質に取ってチキンゲームを仕掛けているのは、与党のほうなのだ。 過去のブログにも書いたように、彼らは、最後まで譲らないだろう。 

 理由はシンプル。 野田政権(=民主党)にとって、特例公債法案が潰れることによって生じる国民生活への深刻な影響より、解散総選挙を出来るだけ引き延ばすことのほうが重要だからだ。 すなわち、野田総理は、国益より政権の延命を優先する。 これまでの行動を見ると、そうとしか思えない。

 「北風」を吹かせても、野田総理は解散しない。 逆に「野党が審議拒否をしているから進まない」というネガティブキャンペーンの格好の標的になる。 民主党が狙っているのは、「与野党の泥仕合」を演出することなのだ。 

 え? 「南風」を吹かせたところで、野田首相が解散に踏み切ることはないかもしれない。 すでに「死に体」になったこの内閣には、解散するエネルギーすら残っていない気がする。 ただし、自民党からボールを投げることで、「3つの条件(赤字国債発行法案、一票の格差是正、国民会議の設置)が整っても、野田総理は選挙をやろうとしない。結局、内閣の延命しか考えていない」ということが、明らかになる。  

 そういう構図を作ることが、野田内閣に対する解散圧力を強めることになる。 野田政権の自滅の可能性を高めることにも繋がる。 そして、いったん「太陽政策」にギアチェンジすると決めたなら、あまり中途半端なことはやらないほうがいい! 全ては、野田政権を1日も早く終わらせるという目的を遂げるための行動だ。 その上で、野田民主党の「2重、3重のウソ」を、徹底的に追及していけばいいと思う。

 野田首相が、また、いろいろなことを言い始めた。 解散へのハードルを上げ始めた。 やれ経済対策をやってからだとか、補正予算を編成するとか、来年度の予算にも取り組むとか…。 ここらへんは、菅内閣の末期とソックリだ、な。(ため息) 

 あ、次の日程に行かないと。 続きは、夜のブログで。 


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