2012年10月10日

 本日午後5時。 衆院議員会館事務所で、谷垣禎一前自民党総裁と会った。 アポを申し込んだら、(いつものように)快く時間を作ってくれた。 約20分、2人きりで言葉を交わした。 

 「3年間、本当にお疲れ様でした。政権奪還が視野に入るようになって来たのも、谷垣総裁がぶれずに頑張っていただいたお陰です!」と申し上げた。 谷垣前総裁は、「3年前、総裁を引き受けた頃、確かに自民党は苦しい状態だった。長崎の県知事選挙に勝ったあたりから、ようやく上向いた感じでしたねえ!」と振り返っていた。 実際、谷垣体制で戦った主要な選挙は、(2年前の参院選挙も含めて)連戦連勝だった。 

 「これからは、安倍総裁を中心に、一致協力していく必要がありますね!」とも語っていた谷垣前総裁。 詳しいことは書かないが、総裁選挙後の状況を考えて、不出馬を決断したことも分かった。

 谷垣氏の口から、「恨み節」のような言葉は一切、出て来なかった。 誰かを批判するようなことも、全くなかった。 ここらへんが「いかにも谷垣前総裁らしい」と思った。 山本一太と全く違う!(笑) 改めて、政治家としての品格を感じた。

 谷垣前総裁は、「もし政権奪還が出来たら、安倍総理には、この3年間でボロボロになった政と官の関係を再構築してもらわねばならない」とも言っていた。 外交政策、特に対中関係についても、いろいろ思うところがあるようだった。

 安倍総裁、自民党が結束するために苦しい判断をした谷垣前総裁を、ぜひ、大事にしてください! この2人が、一度ゆっくり食事でもしながら、懇談してくれるといいのになあ。

追伸:夕方、事務所を訪ねて来たベテランのメディア人がつぶやいていた。 「これほど酷い政権は、一度も見たことがない!まさに漂流内閣だ!」と。 100%、同感だ。

 
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