2012年9月25日:パート3

 ここ数日、総裁選挙に関する2つの情報が、マスコミを通じて流布されている。 どの陣営の、誰がやっているのかは、いちいち詮索しない。(笑) 総裁選が熱を帯びている証拠だ。

 ひとつは、「23日時点の票読み」というもの。 複数のメディア関係者から、「こんな数字が、意図的に流されてますよ」という連絡をもらった。 中身は以下のとおり。

<地方票>
石破→135
石原→ 75
安倍→ 75

<議員票>
石破→39
石原→47
安倍→44
町村→32
林 →23
残り→14

 幸いなことに、このデータは、山本一太の分析とは違う。(笑) 党員投票は締め切られた。 もう、自分の感触を書いてもいいだろう。 党員票で大差をつけて優勢と伝えられる石破陣営が、最終的にどれだけの得票を確保したのかは、よく分からない。 が、最後の3日間の追い上げで、党員票では、「安倍候補が石原候補を上回った」と思う。 あくまで、個人的な見方だ。 

 たとえば、地元の群馬県。 最初は40%にも満たなかった投票率が、週末を挟んで50%を超えるところまで上昇した。 つまり、多くの党員が、「どの候補者に投票するか?」を最後まで迷っていたということだ。 実際、複数の自民党支持者の方々に、こう言われた。 「いろいろ考えたけど、一太さんのブログを読んで、安倍さんに一票を入れました!」と。 安倍候補の迫力のある演説シーンが、テレビ画面に何度も登場した。 そのことで、健康不安も払拭されたようだ。

 この数字を流した人の狙いは、何だろうか? 党内の「勝ち馬心理」を刺激して、少しでも議員票を増やそうということだろうか? そうだとすると、あんまり効果的な作戦とは思えない、な。(ガクッ)

 もう1つ、これも記者たちを通じて、しきりに流れて来る情報がある。  それは、「石原陣営が、もの凄い勢いで、安倍候補の議員票の引き剥がしにかかっている。場合によっては、党員票で多少負けても、議員票を上積みして、石原候補が2位になる可能性が出て来た」というものだ。 一部の新聞では、「石原候補の苦戦に危機感を抱いた古賀会長が、古賀派の林候補の票の引き剥がしを図っている」かのような報道もあった。

 政治は、最後まで何が起こるか分からない。 他の陣営からの最終盤での攻勢は、十分に警戒しなければならない。 安倍候補が決戦投票に残れるかどうかは、予断を許さない状況だ。 が、しかし、この2つ目の情報にも、違和感がある。 なぜ、そう感じるのかは、「白熱する各陣営の情報戦:その2」で。


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