2012年9月20日:パート2

 政治家としての肌感覚からいくと、安倍晋三候補には「勢い」があると思う。 街頭演説会での聴衆の反応は、各候補者に対する期待度や認知度、人気を知るためのバロメーターになる。 反応の変化を観察していれば、世の中のムードがどこに向かっているのかも分かる。

 実際、マスコミの「次の総裁にふさわしい人」の世論調査でも、総裁選が始まった当初は、1位が石破氏、2位が石原氏、3位に安倍氏という順だった。 が、この数字が、1位石破、2位安倍、3位石原という順序に変わりつつある。 最終盤に向けて、石破候補と安倍候補の支持率の差は、ジリジリとつまっていくのではないか?

 世論の支持率の上昇に合わせて、議員票でも、党員票でも、安倍候補が浮上しているという感覚がある。 党員票で石破候補がリードしていることは間違いないと思うものの、石原候補と並んでいた安倍候補への支持が、急速に伸びているのではないか? そんな気がしてならない。 

 この体感を裏付けるように、地元のサンプリング調査のデータも、少しずつ上がっている。 九州の某小選挙区支部長も、電話で同じことを話していた。 「一太さん!たかじんの『そこまで言って委員会』が放送された後、党員の雰囲気が変わった気がします。電話の感触が良くなって来ました」と。

 安倍選対の強みは、個々のメンバーに「安倍元総理に対する強い思い入れ」があることだ。 以前のブログにも書いたが、何しろ、挫折からの再起を図る決断なのだ。 「厳しい戦い」になることは、皆、最初から覚悟している。 安倍応援団には、「とにかく勝ち馬に乗ろう」(=新執行部でいいポストをもらおう)みたいな考えの議員は、1人もいない。 安倍候補を支持している理由はただひとつ。 今の日本の危機的な状況を乗り切るためには、安倍再登板しかないと信じていることだ。

 先日、安倍候補に随行した愛知県内の街頭演説会場で、10人以上の人から、こう声をかけられた。 「一太さんの直滑降ブログ、いつも読んでますよ!」と。 このブログ、自民党員の間でも、かなり視聴率が高いようだ。 そう言えば、以前、世耕弘成氏が、「一太さんのブログって、和歌山の多くの自民党員の人たちに読まれている有名なファックスニュース(?)でも、時々、取り上げられるんですよ!」と言っていた。 よしっ! 次回からは、「なぜ、もう一度、安倍晋三なのか?!」シリーズに突入する。 
  

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