2012年8月13日:パート3

 午後5時過ぎ。 予定より少し早めの新幹線で東京に向かっている。 高崎市内の新盆回りは、かなりスムーズに進んだ。 新しい高崎担当秘書が、(他の事務所にも知恵を借りて)「効率のいい日程」を組んでくれたからだ。 お疲れ様でした。 ありがとう!

 ご焼香をさせていただいた後、お茶を飲みながら親族の方々と会話を交わす。 あちこちで、こう聞かれた。 「一太さん!総理が『近いうちに』とまで言ったんだから、秋には選挙になるってことだよね?」 

 なるほど、野田総理に人間としての信義、良心があれば、それが普通の流れだ。 が、しかし、自分は全く楽観視していない。 逆に、野田総理が、谷垣総裁との約束を守るはずがない、いや、守れるわけがないと思っている。 野田首相が「嘘つき」だからではなく、「優柔不断」だからだ! この件については、改めて書く。 って、「改めて書く」ことが、どんどんたまっちゃう、な。(笑)

 え? 野田総理は、9月の代表選挙に出られないだろうって?! なになに、8月末に参院で問責され、(その頃には)支持率が2割を割り込む可能性の高い総理が、再選される見込みがないからだって?! だいいち、問責を可決された総理が再び登場しても、そもそも国会審議が始まらないではないかって?! 

 加えて、民主党内で「野田降ろし」も始まっている?! 国民の前で「法案成立後、近いうちに解散する」と明言した野田総理が、みすみす引き摺り下ろされる道を選ぶわけがない?! 最後は、国民に信を問う道を選ぶに違いないって?! 政治の常識からいけば、十分に考えられる展開だと思う。

 が、しかし、民主党という政党に、常識や良識は通用しない! そもそも、民主党の辞書に、「信義」とか、「義理」とか、「人情」とかいう言葉はないのだ。(断言) 約束を守るとか、責任を取るとかいう慣習も文化もない!(断言X2) だから、(残念ながら)上記のシナリオは、全てノーだと思う。 

 政権獲得のために、真っ赤なウソをついた民主党だ。 政権維持を図るために約束を破るなんて、朝飯前だろう。(苦笑) 何しろ、彼らにとっての至上命題は、「早期の選挙を避けること」なのだ。 結局、野田総理は再選され、解散総選挙も先延ばしにされる。 参院での総理問責も無視され、国会は膠着状態に陥る。 現時点では、(残念ながら)このシナリオになだれ込む公算が大きい。(ため息) なぜ、そう思うのかは、次回のブログで。 

 あ、間もなく東京駅のアナウンス。 

 
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