2012年8月6日:パート3

 昼過ぎ。 予定より早めの新幹線で東京に向かっている。 「マンデー紅茶会見」を30分前倒しして、午後1時30分にセットしたためだ。 

 午後2時から、参院民主・自民の国対委員長会談があるとのこと。 これを受けて、午後2時30分には、党本部で「10役会議」がセットされたそうだ。 

 この会議は、重要なポイントになると思う。 それにしても、山本一太政審会長の時代に、無理矢理、メンバーに加えてもらった「10役会議」が、「9役会議」になっていなくて、ホッとした。(笑) 岩城政審会長、ちゃんと呼ばれてますよね?!

 友党の公明党が、現時点で、消費税法案採決前の内閣不信任案と対総理問責決議案の提出に消極的な姿勢を崩していないと聞いた。 山口那津男代表も、「3党合意があるのに、それを破棄して(採決の前に)不信任決議案や問責決議案を出すのは、国民の理解を得られない!」という趣旨の発言をしているらしい。

 公明党は、もともと消費税増税法案に慎重だった。 「3党合意」にも、消極的な立場だった。 支持者の人たちの間で、消費税増税への反対意見が強かったからだと思う。 が、自民党に引っ張られる形で(?)合意に加わり、衆院では、賛成票を投じた。 

 先日も、ある公明党議員が話していた。 「消費税増税法案を後押しした理由を、丁寧に支持者の方々に説明し、ようやく納得してもらった経緯がある。今さら、それをひっくり返すというのは、支持者の方々に対しても、国民に対しても、説明がつかないですよ!」と。 そりゃあ、そうだ。 公明党の立場は、よく分かる。 

 公明党の山口代表には、以前、山本一太のネット番組「直滑降ストリーム」に出演してもらったことがある。 約1時間、1対1で言葉を交わした。 山口代表のライフストーリーに耳を傾け、喫緊の政治課題についても議論した。 興味のある方は、ぜひ、「直滑降ストリーム」のアーカイブをチェックしてみて欲しい。 山口那津男代表は、ひとことで言うと、清廉で、信念のある政治リーダーだ。(ニッコリ)

 そこは、政治の筋を重んじる山口代表のこと。 「仮にも公党間で約束したことを、軽々に破ってはいけない!」と思っているに違いない。 でも、山口代表、3党合意を反故にしているのは、どう考えても、民主党のほうです! 谷垣総裁も、山口代表も、党内の異論を調整し、3党合意を決断した。 ところが、法案をどうしても成立させたいと言い続けて来た野田総理が、衆院本会議での与党の造反を抑えられず、民主党は勝手に分裂した。 その後も、離党者が続出している。 仮に参院で採決が行われたとしても、党内をまとめ切れるとは、到底、思えない状況だ。

 加えて、「3党合意」の解釈が、自民党と民主党で根本的に違うことが、改めて判明した。 参院特別委員会の議論を聞きながら、何度か、腸が煮え繰り返る思いがした。 さらに言うと、前原政調会長が所属議員に配布した民主党の政策説明資料によれば、民主党は「社会保障分野のマニフェスト」を、何一つ、撤回していないことになっている。(驚) マニフェストで約束して出来なかった政策まで、検討中であるかのように書かれているのだ。(ガクッ) すなわち、民主党が「3党合意」を遵守していないのは、明らかではないか!!(怒X10)

 あ、間もなく東京のアナウンス。 その2に続く。

 
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