2012年8月5日:パート2

 間もなく午前零時。 東京の部屋で、パソコン画面に向かっている。 今晩8時から、高崎市内の某ホテルで「緊急会議」があった。 中曽根県連会長と同じ新幹線で、東京に戻った。 もう…ため息しか出ない。(ふう)

 さて、ここからは、前回のブログの続き。 参院自民党は、(自分が知る限り)「総理に対する問責決議案」を提出することを決めている。 そりゃあ、そうだ。 「民主党政権の検証」報告書だって、そのために作ったんだもの。 すなわち、消費税増税法案が参院で採決されたとしても、直後に問責決議案を提出する路線に変更はないということだ。 参院執行部(=脇国対委員長)のこの方針を、100%、支持したい。 

 野田総理から「解散の確約」が取れないまま、消費税増税法案が参院で可決されたとする。 それでも、総理に対する問責決議案は出さねばならない。 その場合、与野党の攻防は、膠着状態に陥るだろう。 総理に対する問責の成立によって、国会審議はストップする。 が、野田総理は「法的効力のない問責」を無視して、そのまま居座りを決め込むに違いない。 何しろ、絶対に選挙をやりたくないと思っているのだ。 

 そうなると、過去のブログでも言及した悪いシナリオ「総理問責→国会審議中断→与野党への世論の批判→代表選挙で野田総理再選→総裁選挙で自民党党内対立激化→実質的な大連立」になだれ込む可能性も十分にある。(ため息) 我慢比べ&PR合戦だ、な。

 プラスの面があるとすれば、問責を可決した直後から、自民党が「完全対決モード」に入ることだ。 赤字国債発行法案をテコに、引き続き、解散へのプレッシャーを強めていくことになる。 あ、お湯が沸いた。 紅茶を一杯飲み、腹筋と背筋をやって、布団に入る。 明日も、朝の列車で地元に入る予定だ。

追伸:
1.野田総理は、藁をもつかむ心境で、自民党長老(?)に「内閣不信任決議案の提出をやめさせて欲しい!」「自民党が消費税増税法案の採決に応じるよう働きかけてもらえないか?」と懇願しているはずだ。 でも、谷垣総裁は、けっして受け入れないと思う。 

2.最近、ふと思うことがある。 自分が政治家を辞めたら、今のスタッフは、どんな再就職をするのかな、と。 別の仕事を選ぶのか、それとも、他の政治家の秘書になるのかな、と。 それとも、何かの選挙に出たりして???

 「ああ、同じ政治家でも、こっちのほうがやりやすい!前の事務所よりり、居心地がいい!」なんて思われちゃうのかあ…なんて。(笑)


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