2012年6月15日:パート3

 午後8時30分。 熊谷から東京に向かう列車の中からのブログ。 午後6時過ぎに、館林市内の谷津義男元農水大臣の自宅を訪ねた。 

 谷津元農水相と話すのは、久し振りだ。 郷土の尊敬すべき先輩政治家である谷津氏は、「政権交代」の大逆風が吹き荒れた前回の衆院選挙で惜敗。 そのまま、政界を引退した。 以来、何度もお宅にうかがおうと思いつつ、なかなか日程が合わなかった。 約1時間、2人だけで、じっくり話をした。 奥様が、美味しいコーヒーを入れてくれた。

 谷津元大臣は、自民党の「正当派農水族」の系譜を引き継いだ数少ない政治家だ。 谷津氏が議席を失ったことは、自民党というより、日本の農政にとって、大きな打撃だった。 農水相を務めた後は、総合農政調査会長としても活躍した。 特に、WTOを中心とする農業交渉では、自民党の代表として、世界中を飛び回った。

 群馬3区の情勢、議員時代の数々のエピソードから修正協議をめぐる政局まで、様々な話題で盛り上がった。 気さくで、ストレートな物言いが、懐かしかった。 次回の選挙で、3区からの立候補が決まっている笹川博義県議が当選するためには、邑楽・館林地区を本拠地とする谷津氏の支援が不可欠だ。 当然、博義氏も、谷津元大臣に人一倍、気を遣っている。

 「博義県議と私は、兄弟みたいな関係ですから!次回の衆院選挙は、ヨロシクお願いします!」「うん!分かってる。博義君の親父さんとは中選挙区時代に戦ってたけど、息子のことは応援するつもりだ。」「来年の7月には、私の参院選挙もあります。その時も、谷津先生が頼りですから!」「あんたは、強いから大丈夫だよ!」「いや、そんなこと、ありません。谷津先生に助けていただかないと、とても勝ち抜けないと思ってます!」「もちろん、やってやるから、心配するな!(笑)」

 あ、間もなく東京のアナウンス。

追伸:ベテラン政治家の谷津氏が、こんなことを言っていた。 「あんなあ、一太君。消費税増税法案の修正協議のことだけど、3党の実務者協議であそこまで決めちまったら、党首会談で谷垣総裁が出て来る局面がなくなっちゃうじゃないか!何を考えてるのかなあ?」 全く同感だ。 この件については、次回のブログで。


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