2012年5月15日:パート2

 午後2時30分。 新幹線で地元に向かっている。 前橋市内の会合に顔を出すためだ。 県内の不動産関係の動きも知っておきたい。 夕方には、東京にとんぼ返りする。

 昨日の「マンデー紅茶会見」で記事になったのは、次の3点。 (1)森元総理のロシアへの特使派遣(2)小沢元代表の証人喚問(3)首相公選制をめぐる超党派勉強会の動きーだ。 いかなる形であろうと、会見の内容が報道されるのは嬉しい。

 某新聞の今日の朝刊(政治面)に、「山本一太前政審会長、野田政権の延命に手を貸す森元総理のロシア訪問に反対を表明」という趣旨の記事が掲載された。 昨日の紅茶会見では、少し言葉足らずだったかもしれない。 念のため、自分の考えを、正確に伝えておきたい。

 会見では、先ず、「プーチン大統領が北方領土交渉を前進させる意志を表明した。日本政府がこの大統領のメッセージに反応するのは当然のことだ」と言った。 加えて、「鳩山元総理と森元総理を比べるのは、森元首相に失礼だと思う。森元総理には外交手腕もあるし、過去の実績もある。(イランとロシアでは)状況も違う。だから、(鳩山元首相のイラン訪問の時のように)『羽交い締めにしても止めるべきだ!』などと言うつもりはない!」と話した。 「野田総理が、今回、森元総理に白羽の矢を立てたのは、ある意味、自然なことかもしれない」とも。

 そう言った上で、「それはそうとしても、個人的には違和感を持たざる得ない」と続けた。 「日本の国益にかなうのなら、森元首相の訪露はあってもいいと思う。が、その反面、今回のロシアへの特使派遣が、野田内閣の延命を助けることになるのではないかという懸念を持っている。さらに言うと、野田総理の特使任命を受ける形で行われるロシア訪問によって、森元総理の政界における影響力が強まるとしたら、スゴく嫌な展開だ。それは、自民党にとっても、日本の政治にとっても好ましくない!」とハッキリ言った。

 最後に(この問題について)、こう締めくくった。 「森元首相のような方が政治の表舞台に出る度に、自民党のイメージが悪くなる。大変申し訳ないが、早く政界を引退していただきたい。それが、自民党のためだし、日本の政治のためだ!」と。

 ね? こうやって、会見で話したことの全体を見ると、ちょっとニュアンスが変わって来るでしょう?


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