2012年5月13日:パート2

 夜。 東京の部屋でパソコン画面に向かっている。 明日も早朝の列車で地元入りする。 昼過ぎにいったん東京に戻り、午後2時から「マンデー紅茶会見」をやる。   

 輿石民主党幹事長が、「来年の衆参ダブル選挙が望ましい!」という不遜な発言をした。 幹事長は党のNo.2だ。 ましてや、参院民主党を掌握し、野田総理と小沢元代表の橋渡しが出来る唯一の存在である輿石幹事長の影響力は絶大だ。 解散総選挙が総理の権限であることを分かっていながら、解散回避の流れを作ろうという意図に他ならない。 輿石氏の発言については、明日の会見でも取り上げる。 

 谷垣総裁は「話し合い解散」の可能性に触れつつも、野田内閣を解散総選挙に追い込む戦略を変えていない。 が、輿石氏の言葉を聞いて、改めて「話し合い解散」は幻想だと確信した。 すなわち、「野田総理には、党内の反対を押し切って解散する覚悟も、求心力もない」ということだ。

 ここから、「消費税増税法案成立→自民・民主連立→選挙なし」という最悪のシナリオが加速する恐れがある。 この流れに楔を打ち込めるかどうかは、参院自民党の動きにかかっている。

 あ、お湯が沸いた。 ミルクティーを2つ、作らないと。

追伸:最近、よく思う。 この重要な局面で、「自民党執行部のメンバーから外れている」(=最高幹部会議や役員会、総務会で発言出来ない)のは、本当に痛い、と。 昨年、政策審議会長を更迭されたのは、一生の不覚だった、と。 え? 政審会長を(よく分からない理由で)クビになったことを、誰かのせいにするつもりはない! 全ては、自らの判断力、分析力、洞察力の欠如が招いた結果だ。

 
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