2012年3月29日:パート3

 3月30日の参院予算委員会・暫定予算案審議の質問には、1期生の中西祐介氏(徳島県選出)が立つ。 まだ32歳の若さ。 フレッシュだし、好感度も高い。 質問時間(13分X3倍の片道方式)はけっして長くないが、「総理+全大臣出席」の舞台だ。 きっと「キラリと光るもの」を見せてくれるだろう。

 さて、その1~その3で、参院予算委員会の質問者を決める仕組みについて書いた。 テレビ中継の入る審議に関しては、その都度、「実務者会議」と「9人会議」をやって(戦略的に)人選することも説明した。 自分も現場の責任者(予算委員会筆頭理事)として、毎回、質問者を推薦する。 何度も言っているように、山本一太の意見が採用されることもあるし、弾かれることもある。 その4では、最前線の部隊長が「どんな基準で質問者を選んでいるのか?」を記しておきたい。

 自分が質問者を推す基準は、ひとことで言うと「実力主義」「成果主義」だ。 過去のブログにも書いたが、野党にとって数少ない発信の場である「テレビ中継入りの審議」の質問者を、「派閥のバランスや順番」で選ぶのは、愚の骨頂だと思っている。 

 「今、政府を追及出来る最もタイムリーな問題は何か?」を国対最強コンビ(脇委員長&世耕委員長代理)と相談し、そのテーマを踏まえて、「誰を質問者にすれば、最も効果的な質疑が出来るか?」「誰のどんな質疑が、最大の反響を生み出せるか?」を真剣に考える。 シンプルに言うと、そういうことだ。

 ただし、マスコミに取り上げられなくても、重要な質問というのはあるかもしれない。 選挙が近くなってくれば、改選組の議員に「テレビを通じて有権者にアピールする」機会を与えるという配慮も必要だろう。 それは、幹事長室や国会対策委員会や政策審議会のほうで考えてもらえばいいと思っている。 どのみち、人選は会議で民主的に決めるのだ。

 あ、そろそろ行かないと。 この続きは、その5で。   


直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

山本一太オリジナル曲「マルガリータ」「素顔のエンジェル」無料配信中!