2012年3月22日:パート3

 先月、麻薬所持容疑で逮捕されたNHK編成局の某ディレクターが、3月16日に起訴された。 これを受けて、NHKは、同職員を3月19日に懲戒免職処分とすることを決めた。 26日に発令されるようだ。

 NHKは、「仕事上ばかりでなく、私生活でも自らを厳しく律するよう職員に徹底していく」という趣旨のコメントを発表した。 が、先日の自民党総務部会での松本会長の「組織というより、個人の問題」的なニュアンスの発言が気になっている。 松本会長には、ぜひ、頑張っていただきたいと思うものの、コンプライアンス強化の問題は、引き続き、総務委員会等でフォローさせてもらうつもりだ。

 何度も書いているように、NHKには優秀な人材が集まっている。 ほとんどは、真面目で、モラルの高い人たちに違いない。 そうじゃなかったら、あれほど優れた番組を作れるはずがない。 が、ここで、「一部職員の不祥事が頻発する原因」をしっかり検証し、対策を打っておかないと、きっとまた同じこと(さらに深刻な事件)が起こる。 国民の信頼を失えば、公共放送としての責任を全う出来なくなる。 そのことを、本気で憂慮しているのだ。 その4にも書いたが、もう一度言う。 こんなに心配するのは、それなりの理由があるからだ。(ため息)

追伸:昨年5月、総務委員会でコンプライアンス問題を、担当理事に厳しく質した。 「コンプライアンスを徹底する」という理事の言葉とは裏腹に、6月には、大阪から東京に異動した際に備品を持ち出した技術系の職員が懲戒免職になった。 さらに、8月には、制作局のチーフプロデューサーが小田急線で女性を盗撮して3ヶ月の停職処分を受けた。 が、この時は、何も言わずに我慢した。

 あ、大事な電話を忘れていた。


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