2012年2月23日

 その6で、「誰だって、好き好んで他人を攻撃なんかしたくない。参院予算委員会の自民党筆頭理事(現場の部隊長)として、曖昧な大臣答弁を理由に委員会を中断させたり、委員長席に飛んで行ってクレームをつけたり、与党理事と激しくやり合ったりするが、こういうことを喜々としてやっていると思ったら大間違いだ!」と書いた。 石井一参院予算委員長は、衆院に比べたら、50倍、フェアな裁きをしてくれていると思う。 民主党の川上義博筆頭理事のことも(対北朝鮮政策は完全に間違っているが(笑))、けっして嫌いではない。 やらざる得ないから、やっているのだ。 

 山本一太と言えば、「反民主党の急先鋒」みたいに思われている。 某民主党議員によると、幾つかの「事実と違う伝説」まで語られているらしい。(笑) そこまでマークされているとしたら、光栄な話だ。 が、しかし、総理や大臣を追いつめることに、(少なくとも自分は)快感を感じたりしていない。 野田総理や個々の大臣には、何の恨みもない。 大義のために、この政権を終わらせて政治をリセットすることがこの国のためになると信じているから、「切り込み隊長」の役目を果たしている。 能力のない閣僚は国益を損ねると思っているから、心を鬼にして追いつめている。 「悪役になることも覚悟して」、民主党政権に厳しく切り込んで来たのだ。 これまで予算委員会(特にテレビ中継入りの質疑)で質問に立ち、民主党政権を追及して来た議員たちも、皆、同じ気持ちだと思う。

 そうやって、最前線で真剣勝負を演じている時に、しかも、民主党政権を解散総選挙に追い込めるかどうかの正念場の戦いが始まろうとするこのタイミングで、なぜ、参院に自民党と民主党による40名の勉強会を(正式に)立ち上げなければならないのか?! 疑問というより、憤りを感じる。 その動きに、自民、民主の国対委員長まで関わっているとしたら、異論を唱えずにはいられない! どう考えても、おかしいではないか!!(怒) まるで、損な役回りは誰かに演じさせておいて、自分たちだけは「良識派だ」とアピールしたいかのように見える。(ガクッ)

 あ、午前11時からの政調全体会議が始まる。 この続きは、その8で。

  
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