2012年2月14日:パート2

 午後9時。 東京の部屋。 熱いミルクティーを飲みながら、Macのキーボードを叩いている。 午後3時の「党総合エネルギー政策特命委員会」で、事務局案を提示。 4回目の自由討議(平場の議論)をやった。 

 出席者全員に発言してもらった。 夕方には、茂木政調会長とも協議。 本日の議論を踏まえて一部、修正する。 最新案を再び明朝の特命委員会にかけ、中間報告を取り纏めることとしたい。

 昨日、国会対策委員会室で脇雅史国対委員長と会った。 「野田政権を5月にも解散総選挙に追い込む!そのために4月初め(3月末?)の総理問責可決を目指す!」という参院自民党の戦略目標が全く変わっていないことを確認した。 「民主党政権が1日長く政権に留まれば、その分、日本の国益が損なわれる」という認識も同じだ。 

 当然のことではあるが、脇委員長の立場(対決路線)は、全くぶれていない!(ニッコリ) そりゃあ、そうだ。 議員総会の度に、野田政権との対決姿勢を鮮明に打ち出しているのだから。 脇氏はウソをつかないし、原理原則を大事にする。 だからこそ、皆に信頼される。 ネアカで、ユーモアセンス抜群の国対委員長と話すのは、いつも楽しい。 やっぱり、政治家は明るくないとダメだ。(笑)

 民主党との対決姿勢は貫きつつも、脇委員長には、もうひとつの思いがある。 自分は、そのことを知っている。 小選挙制の下で激変を繰り返す衆院に対して、参院はもっと落ち着いた、政策中心の役割を果たすべきだという問題意識だ。 特に、脇氏の中には、「地に足のついた景気・経済対策(デフレ対策)は、長期的な視点で政策に取り組める参院でなければ作れない」という気持ちがあるように思う。 

 脇氏は、恐らくこうも考えている。 「仮に次の総選挙で自民党が政権奪還に成功したとしても、参院の『ねじれ現象』は解消されない。どの政党が政権を握っても、参院を動かすメカニズムを整えない限り、政治は停滞する。政策を前に進めるためには、今から(衆院選挙の後の状況を睨んで)参院民主党の一部と連携する枠組みも考えておく必要がある」と。 まあ、あくまで私の推論です。(実は全く的外れだったりして!(笑))

 事実、菅政権の時代(ほんの半年前だけど)には、脇国対チームのほとんどのメンバー(?)が参加した参院自民・民主有志による会合が何度か行われたことがあった。 あの頃、脇氏は、よくこう言っていた。 「菅総理は本当に酷い。民主党政権もあまりに経験不足だ。でも、参院民主党の中には、協力してやっていける議員もいる!」と。

 山本一太は、反民主党の急先鋒と見られている。 民主党執行部からマークされ、かつ嫌われているとしたら、政治家としてこれほど光栄なことはない。(笑) が、それでも、脇委員長の感覚はよく分かる。 「ねじれた参院」を動かすメカニズムが必要なことも、参院民主党に「優秀でまともな人々」がいることも否定しない。 が、しかし、早ければ5月にも解散総選挙が行われる可能性が高く、かつ、1年半後には確実に参院選挙がやって来る状況の下で、参院民主党との連携を探るのは「あまりにタイミングが悪い」と思う。 

  なぜ、こんなブログを書いているのか? それには、理由がある。 先日、永田町に張り巡らされた(?)山本ネットワークに「気になる情報」が飛び込んで来た。 参院自民党と参院民主党の国対委員長が、近く「自民・民主の有志議員による政策勉強会」のようなものを立ち上げようとしているという噂だ。 ガセネタの可能性もある。 ギリギリの攻防を繰り広げている与野党の国対委員長が手を組んで勉強会を作るなんて、普通に考えればあり得ない。(ガクッX10) もしかすると、全く違う形の集まりかもしれない。 が、万一、本当にそんな動きがあるとしたら、懸念を持たざる得ない。 今からでも、ぜひやめて欲しい!(キッパリ) これは、最前線で必死に野田政権と戦っている部隊長から中央の参謀本部への強い要望だ。(笑・笑)

 仮にこの勉強会の噂が事実だったとしよう。 民主党から誰が参加するのかは分からない。 でも、現職の民主党参院議員は、1人区で自民党公認の現職(又は新人)を倒すか、さもなければ複数区でせめぎ合って当選して来ているのだ。 群馬県も含め、来年夏の参院選挙では、(政界再編でも起きない限り)47都道府県(地方区)のほぼ全てで、自民党と民主党の候補者が激突する。 比例区でも、激しく競い合う。 その冷徹な事実を、絶対に忘れないでもらいたい! あ、お湯が沸いた。 この続きは、「参院自民党と参院民主党の有志勉強会に違和感:その2」で。


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