2012年1月13日:パート5

 午後8時過ぎ。 高崎ー東京間の新幹線の車中で、本日5本目のブログを書き始めた。 少し前に、野田内閣の改造人事が最終決定した。 参院で問責されている一川防衛相、山岡消費者担当相を含む5人の閣僚が交代した。 ひとことで言うと、「問責閣僚、更迭カモフラージュ改造」だ。(ガクッX10) 前国会の予算委員会で野党の厳しい追及を受けていた蓮舫行政刷新担当相、平岡法相も、まとめて退任させた。 そのことを考えると、「問題閣僚、一掃整理改造」と言ったほうが、より正確かもしれない。(苦笑) 一川防衛大臣の後任が田中直樹参院議員、山岡消費者担当大臣(兼国家公安委員長)の後任が松原仁衆院議員だそうだ。 文部科学大臣には、平野前国会対策委員長が就任した。 国対委員長を城島光力衆院議員と差し替えるためだ。
 
 え? 先に副総理兼税と社会保障一体改革担当相に任命した岡田克也前幹事長との2枚看板による「消費税増税シフト」を固めたって?! これから、この「野田・カモフラージュ改造内閣」がやろうとしていることは、ハッキリしている。 消費税増税問題にマスコミと世論の関心を集中させ、他のあらゆる失策(普天間基地問題、TPP、原発事故対応、マニフェスト完全不履行、外交敗北の連鎖等)から、国民の目をそらすことだ。 別の言い方をすれば、消費税増税法案を強く支持する大マスコミに対して、「消費税増税は不退転の決意でやりますから、その他の問題には目をつぶって欲しい(=あまり厳しく突っ込まないで欲しい)」というメッセージを出し続けることだ。 
 
 野田政権は、何があっても倒さねばならない! 解散総選挙をやらない限り、政治をリセットすることは出来ないからだ。 総理に引導を渡すのは、結局、参院での問責決議案になる。 直感的にそう思う。 来週、脇雅史・参院自民党幹事長とも会う約束をした。 参院での総理問責までの流れとタイミングについて、国対と主戦場の予算委員会の考え方を擦り合せておく必要がある。
 

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