2012年1月11日

 午前9時過ぎ。 いつもより遅めの列車で地元に向かっている。 午前11時から、「藤岡商工会議所新年互礼会」「伊勢崎織物協同組合の年初顔合わせ」に続けて出席する。 その後は、新年の挨拶回り。 夕方から、沼田市、富岡市と移動する。 夜は東京都内で会合。 某政治部長との意見交換だ。
 
 一昨日(?)の共同通信の世論調査だったろうか? 消費税増税法案の素案について、「国民に十分な説明がなされていない」と答えた人が、7割を超えていた。 国民は消費税増税に慎重だ。 依然として、過半数のひとが反対している。 同様に、「自民党は消費税増税の協議に応じるべきだ」という意見も、7割を超えていた。 
 
 政審会長として毎週の役員会に顔を出していた頃、茂木敏充広報本部長(当時)が、毎回のように、各メディアによる世論調査の分析を発表していた。 茂木氏の説明を聞く度に思った。 マスコミの世論調査は、聞き方によって、かなり結果が変わる。 つまり、(やろうと思えば)かなり恣意的に操作出来る、と。
 
 考えて見て欲しい。 どれほど難しい問題であれ、「野党は協議に応じるべきか否か?」と聞かれれば、大抵のひとは、イエスと答えるに決まっている。(苦笑) が、前述の共同の世論調査で、多くの有権者が「消費税増税法案の素案に理解が得られていない」と考えていることと、同じ調査で、「野党は消費税増税をめぐる協議に応じるべきだ」という意見が7割に到達していることは、明らかに矛盾している。
 
 谷垣総裁、ここらへんのところを、ぜひ、国民の皆さんに(分かりやすく)説明してください! 野田総理が、消費税増税法案の素案について自民・公明と議論したいというのは、国民の7割が納得していない消費税増税を、国会で審議する前に(与野党の内々の話し合いで)決めてしまおうということに他ならないのだ、と。 
 
 民主党は、彼らが「国民との契約」とまで呼んだマニフェストで「消費税は上げない」と約束して政権交代を果たした。 国民との約束を破って消費税増税をやろうというのだから、増税法案を提出する前に選挙で国民の信を問うのが当然だ。 が、万一それをやらない(どうみても筋が通らないが)というのであれば、国民の前で徹底的に議論し、審判を仰ぐ必要がある。 その時は、政党として消費税増税の方針を正式決定(閣議決定)して国会に提出し、国会の審議を通じて結論を出す。 これしかないではないか!
 
 民主党内では、100名以上を超える人々が消費税増税の反対署名にサインしている。 党内で正式な合意を得ることは難しいと見るや、「素案」などというものを提示し、野党の賛成派を巻き込んで党内の反対派を押し切ろうとする。 こんなミエミエの計略に付き合う必要はない! ましてや、マニフェストで一切言及していない増税を、国会審議をやる前に決着させようだなんて!! ふざけるのもいい加減にしろと言いたい!(怒)
 
 あ、もう高崎駅。 早く降りないと!
 

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