2011年11月29日

 午前1時30分。 寝る前にもう一本だけブログを書く。 苦い紅茶を飲みながら、ふと思った。 人間って、表面と内面は全然違う、と。 特に政界に限って言うと、一見、ソフトで、バランス感覚があって、知性的で、温和な人格者であるかのように振る舞っている政治家ほど、実は小心で、ズル賢くて、感情の起伏が激しくて、底意地が悪くて、執拗で、嫉妬深くて、陰で「ちっちゃな計略」を繰り返す傾向がある。 

 もちろん、見た目どおりの政治家もいないことはない。 が、大抵は立派な人物を装っている「偽物」(=気味の悪い生物)だ。 何しろ、16年間、政治家をやって到達した結論ですから、ね。 統計的には、かなり正しいと思う。(笑)

 世の中とは、不条理なものだ。 たとえば、外に知られたら「人間性を疑われるような」行為をした2人の政治家がいるとする。 全く同じことをやっているのに、ひとりはマスコミ等に「恥ずかしい秘密」を暴かれて社会的な制裁を受ける。 もうひとりの不祥事は(分かっていても)外に出ない。 いや、恐らく関心すら持たれない。

 理由はただひとつ。 1人の政治家には、卑劣な行為(?)を取り上げるたけの政治的影響力(=知名度)があり、もう1人にはないということだ。 その話を公にすることで、どのくらい世間の耳目を集められるか? どれほど視聴率や部数を稼げるか? それが情報が公表されるかどうかの基準になる。 何とアンフェアな世の中だろう!!

 それでも、「悪事」は隠せない。 何が起こっているのか、知っているひとは知っている。 善良な人間を騙したり、お世話になった人を裏切ったりしたら、必ず罰(バチ)が当たる。 どこかで、手痛い「しっぺ返し」に遭う。 そのことだけは、ここに書いておきたい。

 さあ、そろそろ休まないと。 明日は参院外交防衛委員会もある。 週末の韓国出張がなかったら、質問の希望を出していたのになあ。      


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