2011年11月24日
11月22日の外交防衛委員会。 訪中にチャーター機を使うことに関する玄葉外務大臣との正確なやり取りは次のとおりだ。
山本:「玄葉大臣の訪中、わざわざチャーター機を仕立てて行く計画があるというふうにお聞きしましたけれども、本当でしょうか。」
外相:「はい、そのとおりでございまして、中国側の都合もあり、つまりは土日をオファーしていたということもあるんですが、十分な時間を確保して、外相会談あるいは要人などとの会談を実施することが出来るのは、23日だけだったということがございます。それで私も、もう率直に申し上げて、この間、商用機でということを何度も実は事務方にも言った経緯がございます。ただ、23日、24日、重要な審議を控えているということもあり、やはり何とか外交と国会の日程を両立させると、いや、24日は決まっていないと思うんですけれども、そういうこともあるかもしれないということもこれあり、その両立を図りたいということで、今回はこのようなことにさせていただいたということでございます。」
山本:「もちろん外交ですから、お互いの国の外務大臣が会う、首脳同士が会う、政府の高官同士が協議をするということには意味があると思いますが...(中略)今おっしゃったように、この時期にチャーター機を仕立ててまで行くほどのことなのかなと、私、申し訳ないけれども思ってしまうんですね。チャーター機仕立てたら1300万円かかりますよね。」
外相:「私の手元の資料では1200万円程度ということのようでございますけれども、チャーター機とする場合に商用便より経費がかかるというのは確かだということで、本当に何回か私の方からも何とかならないのかということは、ぎりぎりまで本当に言ったんですね。ただ、どうしてもその両立という観点からは他に方法がないということだったので。私も、もちろん、日中外相会談で様々なことが何か具体的に成果となって表に表れるかどうかといえば、そうじゃないかもしれません。つまりは、総理訪中のための地ならしというのが、非常に大事な役割でございますので。ただ、今回の訪中、どうしても双方の都合上、この時期しか取れなかったということでこのような形になったものですから...」
山本:「商用便を使うよりも高いというか、商用便で中国に行って1200万円もかかりませんから、それはもう全く違うと思うんですね。私は、いろんな知恵を絞って、やはり商用便で行くのが本当だと思いますよ。大臣もいろいろと方法を模索したとおっしゃったんですけれども、是非再検討していただけないでしょうか。やっぱり、1200万円かけて行くということについて、どうも私、この中身について納得出来ないところがあります。(続けてTPP関連の質問へ)」
外相:「あと、さっきのちょっとチャーターで1つだけ、再検討をということで、私も本当にギリギリまで探ったんですね。それで、今、結局契約したものですから、今度、キャンセル料が50%かかるということなので、今、聞いたら。なかなかそこは本当に心苦しいんですけど、ご理解いただければと思います。」
ふうむ。 こうしてみると、質問のトーンは厳しくても、大臣に対する言葉遣いは、結構、きちんとしている。(笑) そう、どんなに激しく迫っても、乱暴な言葉で罵倒したりしない。 そこは、ちゃんとポリシーを持ってやっているのだ。
自分も、外務政務次官や外務副大臣を経験した。 外交にはコストがかかる。 本当に必要なら、外務大臣がチャーター機で海外出張してもいいと思う。 出来るなら、こんなことは、いちいち取り上げたくない。 が、しかし、日中間の往復に1200万円も移動費がかかるとなれば、その理由を国民にきちっと説明する義務がある。 ましてや、民主党は野党時代に、中川昭一財務・金融担当大臣(当時)がローマのG7出席のために民間のチャーター機を使った問題を、衆参の委員会で追及している。
以来、自民党政権下で歴代の外務大臣がどれほど「コストのかかる飛行機のチャーター」を避けようと努力して来たか、民主党議員たちは知っているだろうか? チャーター便でしか移動出来ないという理由で、キャンセルになった海外出張もあるのだ。 「野党から叩かれるに決まっている」と。
結局、今日(11月24日)の外交防衛委員会は開かれなかった。 それなら、外務大臣は、今朝の商用便で帰国すればよかったのではないか? キャンセル料を払ったとしても、そちらのほうがずっと旅費を削減出来るはずだ。 この問題は、次回の外交防衛委員会でもフォローさせてもらう。
追伸:外交防衛委員会の質疑では、TPPをめぐる中国の動きに関しても聞いた。 最後にチラッと、週刊誌の報道の件にも触れた。 玄葉外相は(不機嫌そうな表情で)ハッキリ、こう言った。 「今のお話は、法的措置をとることにしたいというふうに考えております。もう天地に誓って、そういうこと(記事にあった「尖閣は中国に差し上げればいい」という発言)は言っておりませんので、そういうふうにいたします。」
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11月22日の外交防衛委員会。 訪中にチャーター機を使うことに関する玄葉外務大臣との正確なやり取りは次のとおりだ。
山本:「玄葉大臣の訪中、わざわざチャーター機を仕立てて行く計画があるというふうにお聞きしましたけれども、本当でしょうか。」
外相:「はい、そのとおりでございまして、中国側の都合もあり、つまりは土日をオファーしていたということもあるんですが、十分な時間を確保して、外相会談あるいは要人などとの会談を実施することが出来るのは、23日だけだったということがございます。それで私も、もう率直に申し上げて、この間、商用機でということを何度も実は事務方にも言った経緯がございます。ただ、23日、24日、重要な審議を控えているということもあり、やはり何とか外交と国会の日程を両立させると、いや、24日は決まっていないと思うんですけれども、そういうこともあるかもしれないということもこれあり、その両立を図りたいということで、今回はこのようなことにさせていただいたということでございます。」
山本:「もちろん外交ですから、お互いの国の外務大臣が会う、首脳同士が会う、政府の高官同士が協議をするということには意味があると思いますが...(中略)今おっしゃったように、この時期にチャーター機を仕立ててまで行くほどのことなのかなと、私、申し訳ないけれども思ってしまうんですね。チャーター機仕立てたら1300万円かかりますよね。」
外相:「私の手元の資料では1200万円程度ということのようでございますけれども、チャーター機とする場合に商用便より経費がかかるというのは確かだということで、本当に何回か私の方からも何とかならないのかということは、ぎりぎりまで本当に言ったんですね。ただ、どうしてもその両立という観点からは他に方法がないということだったので。私も、もちろん、日中外相会談で様々なことが何か具体的に成果となって表に表れるかどうかといえば、そうじゃないかもしれません。つまりは、総理訪中のための地ならしというのが、非常に大事な役割でございますので。ただ、今回の訪中、どうしても双方の都合上、この時期しか取れなかったということでこのような形になったものですから...」
山本:「商用便を使うよりも高いというか、商用便で中国に行って1200万円もかかりませんから、それはもう全く違うと思うんですね。私は、いろんな知恵を絞って、やはり商用便で行くのが本当だと思いますよ。大臣もいろいろと方法を模索したとおっしゃったんですけれども、是非再検討していただけないでしょうか。やっぱり、1200万円かけて行くということについて、どうも私、この中身について納得出来ないところがあります。(続けてTPP関連の質問へ)」
外相:「あと、さっきのちょっとチャーターで1つだけ、再検討をということで、私も本当にギリギリまで探ったんですね。それで、今、結局契約したものですから、今度、キャンセル料が50%かかるということなので、今、聞いたら。なかなかそこは本当に心苦しいんですけど、ご理解いただければと思います。」
ふうむ。 こうしてみると、質問のトーンは厳しくても、大臣に対する言葉遣いは、結構、きちんとしている。(笑) そう、どんなに激しく迫っても、乱暴な言葉で罵倒したりしない。 そこは、ちゃんとポリシーを持ってやっているのだ。
自分も、外務政務次官や外務副大臣を経験した。 外交にはコストがかかる。 本当に必要なら、外務大臣がチャーター機で海外出張してもいいと思う。 出来るなら、こんなことは、いちいち取り上げたくない。 が、しかし、日中間の往復に1200万円も移動費がかかるとなれば、その理由を国民にきちっと説明する義務がある。 ましてや、民主党は野党時代に、中川昭一財務・金融担当大臣(当時)がローマのG7出席のために民間のチャーター機を使った問題を、衆参の委員会で追及している。
以来、自民党政権下で歴代の外務大臣がどれほど「コストのかかる飛行機のチャーター」を避けようと努力して来たか、民主党議員たちは知っているだろうか? チャーター便でしか移動出来ないという理由で、キャンセルになった海外出張もあるのだ。 「野党から叩かれるに決まっている」と。
結局、今日(11月24日)の外交防衛委員会は開かれなかった。 それなら、外務大臣は、今朝の商用便で帰国すればよかったのではないか? キャンセル料を払ったとしても、そちらのほうがずっと旅費を削減出来るはずだ。 この問題は、次回の外交防衛委員会でもフォローさせてもらう。
追伸:外交防衛委員会の質疑では、TPPをめぐる中国の動きに関しても聞いた。 最後にチラッと、週刊誌の報道の件にも触れた。 玄葉外相は(不機嫌そうな表情で)ハッキリ、こう言った。 「今のお話は、法的措置をとることにしたいというふうに考えております。もう天地に誓って、そういうこと(記事にあった「尖閣は中国に差し上げればいい」という発言)は言っておりませんので、そういうふうにいたします。」
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