2011年11月24日:パート2

 先日の外交防衛委員会では、一川防衛大臣の佐藤正久氏に対する「あまりに不誠実な答弁」を追撃することに時間を使ってしまい、玄葉外相に本当に聞きたかったことを聞けなかった。 前回のブログにそう書いた。 

 あの委員会質疑で、玄葉大臣の見解を質したかったことは2つある。 ひとつは、「TPPでは米の例外品目化は大変難しい」と繰り返し発言している鹿野農水大臣との閣内不一致。 もうひとつは、野田総理が提唱している「TPPに対応する省庁横断チーム」の中身だ。 次回の委員会では(質問に立つチャンスがあれば)、外相に厳しく切り込むつもりだ。

 玄葉外相と言えば、先日の週刊新潮(11月24日号)に掲載された記事を初めて読んだ。 記事のタイトルは、「玄葉外相と美人記者がお互いを『玄さま』『マリリン』」だって。(ガクッ) 本当にそう呼び合っているとすれば、かなり凄腕の政治記者だ。 相当の信頼関係がなければ、こんなニックネームで呼び合ったり出来ないもの。(笑) 

 ちなみに、この記事に登場する某テレビ局の女性記者とは面識がない。 当然、話したこともない。 が、同僚議員や知人のマスコミ関係者によれば、「行動力抜群の努力家」らしい。 「常に正攻法で、ガンガン取材対象に向かっていく感じ!サッパリした性格ですよ!」 知り合いのメディア人がそう話していた。

 権力闘争の世界に生きる政治家として、自分の興味を引いたのは「ニックネームで呼び合う記者と大臣の関係」ではなく、記事に登場する「マリリン」なる記者が「一体、誰にこの情報を流されたのか」ということだ。 こんなことまで調べて来る週刊新潮の取材力も恐いが、この手のエピソードを週刊誌に流す人間の嫉妬心はもっと恐い。(ブルブル)

 「新潮」の記事によると、この女性記者が仕切る「玄葉外相とのウラ懇(非公式な記者懇談会)」には、彼女が気に入ったマスコミ関係者しか呼ばれないとのこと。 そうだとすると、女性記者を刺したのは、このウラ懇に呼ばれなかった同業の(他社の)記者である可能性が高い。 直感的にそう思った。

 え? 仲間(同僚議員)にはめられるなんて、政界では日常茶飯事だ。 毎日、ライバルの動向に目を光らせ、陰で足を引っ張り合っている。(ガクッ) が、自分の直感が正しいとすれば、マスコミの世界にも「記者同士の暗闘」みたいなものがあるということになる。 まあ、常に厳しい取材競争に晒されていることを考えれば、当然かもしれない。

 それでも、自分が情報交換している記者たちの中には、ほとんどいない、な。 こんなやり方で「他人を陥れる」ような人間は! 実力で勝負している人がほとんどだもの。 政治家の立場からすると「手強い相手」だけど...(苦笑)

 言いたいことがあれば、相手に直接言えばいい。 ましてや、他人の悪口をコソコソ流すなんて最低だ。 政界であれ、マスコミであれ、こういう陰険な手段を使うヤツが一番、ムカつく!

 あ、お湯が湧いた。 大事なひとからもらった「美味しいダージリンティー」を入れよう。

 
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