2011年10月29日:パート4

 中曽根議員会長は優しいハートの持ち主だ。 この内幕シリーズには、心を痛めているかもしれない。 いや、きっと心配しているはずだ。 そのことは、大変、申し訳なく思っている。

 誤解のないように、ひとつ、言っておきたい。 今回の参院役員人事をめぐっては、悲しかったことも、納得のいかないこともあった。 が、それでも、中曽根議員会長は、参院自民党のリーダーとしての条件を十二分に備えていると思う。 2つの閣僚ポストを歴任した実績も、温和でバランス感覚のある人柄も、変な計略を使わないスタンダードなスタイルも、永田町No.1のルックス(笑)も、政治家としての品格も、クリーンなイメージも、参院自民党のトップに相応しいと考えている。 え? もちろん、中曽根会長のことは、今でも好きですよ! だから、余計に辛かったのだ。

 それでも、自分にとって「最も悲しかった瞬間」のエピソードは書かざる得ない。 そうじゃないと、「山本一太は、なぜ、途中で執行部を離れてしまったのか?」「途中で放り出すなんて、山本一太らしくない!」と思っている多くの地元支持者の方々に、本当のことを分かってもらえないからだ。 このブログに書いたことは、半永久的に保存される。 慎重に言葉を選びながら、あの出来事の記録を残したい。 

 詳しいことは書かないが、小坂憲次幹事長は、連休前に「幹事長職を辞任する」ことを決めた。 連休明けに記者会見を開いて発表するという流れだった。 その週末、中曽根会長から携帯に電話がかかって来た。 「話したいことがある。どこかで会えないか?」とのことだった。 地元日程が終わった後、2人だけで会った。 ペットボトルのお茶を飲みながら、言葉を交わした。 そう。 「新しい役員人事案」(2度目の人事案)を総会に提示する前のことだ。

 中曽根会長が、こう切り出した。 「一太さん、申し訳ないんだけど、政審会長を外れてもらえませんか?」「え...?!」 一瞬、耳を疑った。 中曽根議員会長が、「山本一太を手放すハズがない!」と信じていたからだ。 1年前に中曽根体制が実現した経緯から言っても、政治家としての戦闘力や発信力から考えても、「そんなことはあり得ない」と勝手に思い込んでいた。 「信じていた恋人」に裏切られたようなショックだった。(ガクッX100)

 あ、そろそろ夕食を食べに行かないと! 食休みをしたら、30分、走る。 この続きは、熱いシャワーを浴びた後で。  


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