2011年10月24日:パート3

 間もなく午前零時。 東京の部屋でパソコンの電源を入れた。 30分走って、汗をかいた。 熱いシャワーを浴びて、野菜ジュースを一杯飲んだ。 ああ、気持ちいい! 

 夜。 佐藤正久氏から電話があった。 ヒゲの隊長は、参院外交防衛委員会の理事を務めている。 今週木曜日の委員会(大臣所信に対する質疑)で、山本一太も質問に立つことになった。 時間は45分。 久々に、「山本&佐藤コンビ」(ヤマサト遊撃隊)が復活する。(ニッコリ)

 さて、ここからは、「参院自民党役員人事の内幕:その6」の続き。 内向きのトンネルから早く抜け出すために、今晩もキーボードを叩く。

 中曽根議員会長が特別総会に諮った最初の人事案(参院3役の留任)は、事実上、否決された。 小坂幹事長の続投に反対論が噴出したため、決定を先送りにせざる得なかった。 その時、強く感じた。 「こうなったからには、時間を置かずに動いたほうがいい。そうじゃないと、収拾がつかなくなる!」と。

 さっそく、山本・世耕会談をやり、党内の情勢や今後の見通しを話し合った。 「このまま(同じ提案)では厳しい」という結論だった。 「電光石火で対抗策を打ち出すべきだ」という点でも一致した。 「なるほど、一太さんもそういう意見ですか!僕も同じです!」 

 それから、4、5日経っても、中曽根会長からは、何の指示もなかった。 緊張感も切迫感も感じられなかった。 自民党本部人事がまだ決まっていなかったこともあり、急ぐ必要はないと考えたのかもしれない。 が、この状態を続けるのはマズいと思った。 そこで世耕氏ともう一度相談して、2人で中曽根会長を訪ねた。 その場で、ある提案をした。 が、しかし、山本・世耕案は、中曽根会長に一蹴された。 「それは難しい。だいいち、そんなに簡単には決められない。時間をかけて考えないと!」

 議員会館事務所を出た直後に、世耕氏がつぶやいた。 「ねえ、一太さん。1週間考えても、1ヶ月考えても、結論はきっと同じですよね?」「うん、世耕さんの言うとおりだと思う。決断するなら早いほうがいい!時間をかけたからって、決断の中身が変わるとは思えない。結局、追いつめられて同じ結果(もっと悪い結論)になるんじゃないかなあ。(苦笑)」 2人の悪い予感は的中することになる。(ため息)

 そうこうしているうちに、事態はどんどん悪化し、複雑化し、もつれた糸がほぐれない状況に陥っていく。 と、ここまで書いたところで、睡魔が襲って来た。 この続きは、早朝に起きて書く。 おやすみなさい!


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