2011年10月16日:パート3

 午後8時30分。 東京の部屋で、再び、パソコン画面に向かっている。 梨をむいて、食べた。 美味しい! 運動の後で、身体が水分を求めているからだ、な。 

 「一太さん、政審会長辞めちゃって、残念だったねえ。続けて欲しかったなあ。」「いろいろありがとうございました。一太さんの数々のプロジェクトは、なくなっちゃうんでしょうか?」「中曽根さんは、なぜ、政審会長を変えたんだろうなあ。そんな声はうちのグループにもなかったよ!」「今度、慰労させてください!ゆっくり話したいし...」 こんな言葉をかけてくれる議員のほとんどが「反対陣営」って、どういうことなんだろう??? オレって、身内に降ろされたのかなあ?!(苦笑)

 先ほど、腹筋と背筋をやり、35分、走った。 これからは、走る度に「決まったフレーズ」(言霊)をつぶやくことにする。 え? 内容は秘密。 逆襲を誓う「強烈な言葉」だ。(笑X2) 

 ええと、1年は365日。 2年は730日。 秒にすると、どれくらいだろう? これから、腸の煮えくり返るようなことが、山ほどあるに違いない。 最悪のシナリオに向かう参院を横目で見ながら、何も出来ないのだ。 悔しくて眠れない夜も、続くだろう。 激しい怒りと屈辱感を胸の奥深くに隠し、ニコニコしながら、反転攻勢のチャンスを待つ。 苦しくて、気の遠くなるような時間だ。(ため息)   

 「臥薪嘗胆」(がしんしょうたん)は、中国の故事成語。 復讐のためにいかなる苦しみにも耐えること。 将来の成功を信じて、長い試練に耐え続けることだ。 「十八史略」に登場する紀元前6-5世紀の呉と越の戦争にまつわる故事を、もう一度、読み返してみた。 簡単に言うと、次のようなエピソードだ。

 何十年にもわたって戦争を続けていた呉と越の国。 越の王、勾践(こうせん)によって呉王である父、闔閭(こうりょ)を殺された息子の夫差(ふさ)は、勾践への復讐を誓う。 夫差は、父を殺された恨みを忘れないように、積み重ねた薪(たきぎ)の上に寝て、毎日、痛みに耐える。 加えて、その部屋を訪れる人々に、「お前は父が越の国に殺されたのを忘れたのか!」という言葉を言わせる。

 数年後、苦しみに耐えて機会を窺っていた呉王の夫差は、呉の国に攻め入った越王の勾践を打ち破る。 戦いに負けた勾践は、夫差に命乞いをして助けられる。 が、勾践は、この屈辱的な敗北を忘れないように、朝晩、必ず苦い獣の胆(きも)を嘗(な)め、「あの恥を忘れるな!」と自らに言い聞かせ、復讐心を燃やす。

 夫差の馬小屋の番人をやり、苦労を重ねて越に戻ることを許された勾践は、富国強兵に務め、越の国力を蓄える。 夫差に敗れた戦いから、20数年後。 力を蓄えた勾践は呉の国に攻め入る。 追いつめられた夫差は自害し、呉の国は滅びる。

 ざっというと、こんな話だ。 越の国の王である勾践が、生き残るために(屈辱に耐えて)「不倶戴天の敵の馬小屋の番人までやる」ところがスゴい! さすがに、薪の上に寝るのは無理だ。 獣の肝も手に入らないと思う。(笑) そこで、今晩から「一太流の臥薪嘗胆」を実践することにした。

1.これから毎晩、床の上に寝る。
2.ミルクも砂糖も入れない苦い紅茶を飲み続ける。
3.毎日、議員会館の秘書に(挨拶代わりに)「参院改革を潰した卑怯者を忘れるな!」と言わせる。
4.夜、走る度に、決意の言葉を叫ぶ。

 電話でこの話を聞いた友人が大笑いしていた。 「一太の発想って、本当に面白いよな!というか、お前、バカじゃないの!(笑)」 ダメですか、こんな生易しいことじゃあ!(笑)

 さあ、これ以上、こんなブログを書いている暇はない。(笑・笑) 大事な親友(盟友)が待っている。 幾つか、アドバイスをもらいたいこともある。

追伸:「臥薪嘗胆」の字を書いてくれる書家の方が見つかった。 議員会館事務所の一番目立つ場所に貼る。


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