2011年10月15日:パート3

 午後10時30分。 東京の部屋。 少し早めに、腹筋と背筋をやった。 明日も地元に入る。

 10月9日に書いた3本目のブログ「直滑降ブログの火に集まる危ない情報虫たち」に、予想以上の反響があった。 複数の親しい国会議員からは、「もうちょっと冷静になったほうがいい!」と忠告された。 ブログの愛読者からは、「あんな3流週刊誌のゴシップみたいなことを書くのはやめなさい!」というお叱りもいただいた。 

 あのブログを掲載してから数日後に、某テレビ局のワイドショーのディレクターから電話がかかって来た。 「今日、うちの番組で、山本さんのブログを取り上げる予定です。え?今日の東京スポーツで大きな記事になってますよ!知らないんですか?山本さんが書いた『政治家の危ない情報』に関するブログです。この件について、コメントをいただけないでしょうか?いや、番組中の電話インタビューでもいいんですけど、ね。」

 「東京スポーツ」と聞いて、ドキッとした。(笑) 「どんな記事かは知りませんが...え?そんな具体的に書いてあるんですか?!(驚)あのブログの狙い?まあ、ひとことで言うと、ソーシャルネットワークの時代は、1人1人の国民が発信装置を持っている。何をやっても、誰かが必ずどこかで見ている。だから、政治家も気をつけなければいけないということを警告したかったんです。」

 「山本さん!そうだとしたら、尚更、ご本人に説明して欲しいですね。変に誤解されないためにも!」と食い下がるディレクターに、こう答えた。 「いや、今回はやめておきます。私自身の言葉が乗ると、逆に騒ぎが大きくなるかもしれまんから!(笑)ブログを書いた理由は、ブログでちゃんと説明することにします!」 

 電話の後、議員会館のスタッフに、「すぐに東京スポーツを買って来て!」と指示した。 恐る恐るページを開いてみた。 あ、これだ! 政治や事件をカバーする15面に掲載されている。 ありゃあ、随分、大きい扱いだなあ。(苦笑) 記事の見出しは、「山本一太議員、ブログで大暴露。議員のエロアホ実態」だって。 「永田版ウィキリークス!?」「要職外されヤケッパチ?」「『返り血浴びる覚悟』実名告発も」等の過激な小見出しが並ぶ。(ひゃあ) 

 「山本氏といえば、ブログで標的にした政治家が必ず不幸に陥るという『永田町版デスノート』の主で知られるが、『直滑降ブログの火に集まる危ない情報虫たち』のタイトルで書き込まれたのは、山本氏の元に寄せられたセンセーショナルな情報の数々だ。実名こそ明かしていないが、表沙汰になればその議員のクビが飛んでもおかしくない中身の連続だ」などと書かれている。(あちゃあ) 

 このブログを読んで不快に思った読者の皆さん、オレ(私)のことだと勝手に誤解した政治家の方々には、率直にお詫びします! ごめんなさい! え? 東スポには怒っていない。 記事の内容はともかく、ここまで「政治家山本一太」のブログに注目してくれているなんて、光栄な話だ。 ちなみに、直接の取材は一切、受けていない。 以前の記事では「デスブログ」と命名されたが、今度は、「永田町版ウィキリークス」ですか!(笑・笑) 

 なるほど、読み返してみたら、確かにスキャンダラスな感じになっている。 以後、気をつけよう。 ただし、このブログは勢い余って(怒りにまかせて)書いたワケではない。 「要職を外されてヤケッパチになった」ワケでもない。(笑) その時の怒りを「ブログを使った無差別乱射という形で爆発させた」などという話でもない!(笑X2)

 しっかり反省した上で、誤解されないように「幾つかの補足説明」をつけ加えておきたい。

1.「直滑降ブログ」に引き寄せられて集まって来る情報(あそこに書き込んだ話)が、全て事実だなんて、ひとことも言っていない。

2.仮に幾つかのエピソードが事実だったとしても、ほとんどの国会議員は、真面目に仕事に取り組んでいる。 あそこに書いたような「恥ずかしい行為」に及ぶ議員がいたとしても、ごく少数だと思う。

3.「情報」は、様々な形で集まって来る。 メールで寄せられるのは一部だ。 匿名の電話や手紙もあるし、本人から(又は本人に近い人物から)もたらされる場合もある。

4.いろいろなソースから耳に入って来る情報は、野党政治家より与党政治家に関するものが、断然多い。 政権を持っているのだから、当然と言えば当然だ。

追伸:いろいろな失敗を重ねながら、反響をつぶさに検証しながら、「直滑降ブログ」の発信力を研ぎすませていく。 そのプロセスを通じて、最も効果的なネット戦略を学習する。 いつの日か、「激戦の選挙区」の趨勢に影響を与えるくらいのインパクトを持った発信装置に進化させたい! え? ブログの発信力は、「政敵を攻撃する」ためではなく、「大事なひとを守る」ために使う!


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