2011年9月29日

 今週末のTBS「サタデーずばッと!」に出演する。 ということは、前日のテレビ朝日「朝まで生テレビ」のスタジオから、TBSに直行するみたいな形になる。 「サタずば」が終わった後は、そのまま東京駅か、な?(ふう)

 ある議員が言った。 「一太さん、多くの議員は溝手幹事長がいいなんて思っていない。でも、このままだと全面対決になりますよ。何とか、穏便に調整する方法はないんでしょうか?」 別の議員は、こうも言った。 「幹事長なんて、誰がやったって同じでしょう。今の体制が大枠で残れば、これまでやって来たいいものは残りますよ!」

 え? 幹事長なんて誰がやっても同じ?! それなら、中曽根議員会長に決めさせてくれたらいいではないか!(苦笑) もともと3役の指名権は会長にあって、しかも、小坂幹事長の交代まで受け入れた。 なぜ、3派の推す候補者にしないと、議員会長を引きずり降ろすなんて言うのだ!(怒) 

 え? 上層部で調整するべきだって?! どうやるのか、ぜひ、教えて欲しい! 派閥の会長まで全面に出て来て電話をかけまくり、「次の幹事長に溝手氏の起用を求める署名」を集めているではないか! 中曽根会長を辞めさせたい人々にとっての選択肢は、中曽根会長が「派閥の脅しに屈する」という構図しかないではないか!!(怒・怒)

 「中曽根降ろし」(又は傀儡化)を狙う人々は、こう囁いているに違いない。 「このままだと、また対決になる。そんなことは皆、望んでいないだろう?なぜ、中曽根は事前に丸く治める努力をしないんだ。溝手幹事長さえ呑めば、全てうまく治まる。だいたい、こんな混乱を引き起こしただけでも、もう、議員会長としては失格だよ!」

 考えてみて欲しい。 混乱を引き起こしているのは誰だろうか? 1年間、真面目に務めて来た議員会長を、「オレたちの要求する幹事長にしないと、あんたにも類が及ぶ!」などと脅し、事実上、辞任に追い込むやり方に、どんな大義があるのだろうか?

 いずれにせよ、中曽根議員会長には、全ての評価を受け止めて、「新たな人事案」に対する全員の意志を確認して欲しい。 いろいろな人が、「いくら何でも、人事案が否決されることはないだろう。皆、中曽根会長に対する信任投票だって分かっている。必ず、『良心』が働くよ!」と言う。 が、恐らく「予断を許さない勝負」になると思う。 多くの議員は、派閥の意向に沿って行動せざる得ない。 過去のブログにも書いたが、人間関係のシガラミも、選挙区事情もある。

 自分は、参院自民党の「良識」を信じている。 サイレントマジョリティーの「良心」を信じている。 が、万一、敗れるようなことがあったとしても、信念を曲げずに、かつ、参院自民党の明確な意志を受けて、撤退してもらいたい。 そうすれば、必ず、反転攻勢のチャンスがやって来る。

 中曽根会長が身を引いたら、また、議員会長選挙になる。(ため息) 幸か不幸か、参院自民党の異常な体質が、改めて浮き彫りになる。 国民の目から見たら、イメージは最悪だ。 また、選挙区で怒られる、な。(ガクッ) いや、もしかすると、参院を変えるには、このシナリオしかないのかもしれない。 


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