2011年9月25日:パート4

 午後10時過ぎ。 東京の部屋でパソコン画面に向かっている。 あ、お湯が沸いた。 ブログ更新のためには、熱いミルクティーが必要だ。

 さて、少し前のブログで、今回の参院役員人事をめぐる問題に関して、どうしても「腑に落ちないこと」があると書いた。 次の3点だ。

(1)反執行部側は、なぜ、途中から、中曽根議員会長への要求をエスカレートさせたのか?
(2)溝手顕正・元国家公安委員長は、本当に3つの派閥連合(額賀派、町村派、古賀派)の統一候補なのだろうか? 3派は、どこまで本気で溝手氏を推しているのか?
(3)溝手氏の幹事長就任は、参院自民党に何かメリットをもたらすのだろうか?

 最初に(1)から書く。 以前のブログでも指摘したが、中曽根会長の「現執行部留任の方針」に異論を唱えた人々の中にも、思惑の違い(温度差)があった。 彼らの一貫した主張は、小坂幹事長を交代させることだった。 でも、当初は、「小坂幹事長の交代さえ決まれば、後任の人事には介入しない。ポスト目当ての造反だと見られるのは得策ではない」という考え方が、むしろ主流だった気がする。 実際、自分の耳にも、そんな声が届いていた。

 ところが、ある時点で、突如、某新聞に「後任の幹事長として、溝手顕正氏と林芳正氏(同じ古賀派に所属)を推す声がある」みたいな記事が出現する。 執行部を批判する人々が流した情報であることは間違いない。 それが、1週間もしないうちに、「反執行部側は、後任の幹事長に溝手氏の就任を求めている」という報道に変わっていった。 すなわち、反執行部側の要求が、「幹事長さえ変えればいい!」から、「後任のポストもオレたちの言う通りにしろ!」にエスカレートしたのだ。

 理由はよく分からない。 なかなか決着がつかない状況の中で、(時間とともに)抑えられていた派閥のエゴ(それとも個人のポスト欲?)が、剥き出しになって来たということなのだろうか?! ハッキリしていることはひとつ。 いったん反執行部勢力の圧力(恫喝)に屈したら、どんどんつけ込まれる。 彼らの要求は、際限なく強まっていくということだ。

 あ、韓国ドラマ「イ・サン」が始まった。 次回のブログに続く。


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