2011年9月22日

 報道によると、林芳正議員副会長が、中曽根議員会長に辞表を提出したとのこと。 林副会長は、前回の特別総会でも、中曽根会長に批判的な発言をした。 翌日の(?)参院自民党執行部会で、小坂幹事長が「ご批判は受け止めるが、林副会長とは、この1年間、毎週のように執行部会で顔を合わせている。私にも議員会長にも、いつでも話が出来たはずだ。不満があるなら、なぜ、もっと早く言ってくれなかったのか?」と発言していた。 このエピソードについては、改めて詳しく書く。 

 林氏は、中曽根執行部の運営に不満を募らせていたとのこと。 でも、役員人事は(どんなに遅くとも)月末までには行われる。 なぜ、この時期に、わざわざこんなことをするのだろうか?! ハッキリ言って、理解に苦しむ。 

 マスコミの見方を総合すると、林副会長がこのタイミングで辞表を出したのは、「林氏の所属派閥が幹事長の後任人事で中曽根氏とせめぎ合っており、人事で派閥の意向を通すために、中曽根氏に圧力をかけようとした」ということのようだ。 

 派閥からの指示でやったこと??? 所属派閥の人事を強要するための手段??? 事実だとしたら、本当にガッカリだ、な。(ため息X10) え? 反執行部派には、中曽根議員会長の交代を求める声も出ているって?! そりゃあ、そうだろう。 後任の幹事長ポストに彼らの意向を反映した人物を据えなければ、どのみち、引きずり降ろすつもりだったのだから!!(笑)

 ここからは、勇み足を承知で書く。 あくまでも、山本一太自身の見方だ。 林副会長の辞表提出は、「中曽根議員会長に小坂幹事長交代の決断を促すため」みたいな報道もあった。 もし、林氏が今回の行動を自分自身のアピールか何かに使いたい意図があったとすれば、(あの優秀な政治家がそんな浅はかなことを考えているはずもないが)完全にピント外れだと思う。(ガクッ) 悪いけど、ちっとも、カッコよくない! それより何より、中曽根議員会長は(こんなパフォーマンスがなくても)、とっくに肚を固めている。 自分はそう信じている。 参院3役全員を取り替えるなどということもやらないだろう。

 理由はシンプル。 反執行部派の意図は「ポスト狙い」だったことが判明した。 他の2つのポストも代えると言った瞬間に、ワッと人事の要求(派閥順送りの圧力)が押し寄せて来るのは、間違いない! もっと重要なのは、執行部の総とっかえが「参院自民党の戦闘力(=発信力)」の低下に繋がったら、元も子もない(=目もあてられない)ということだ。

 あ、そろそろ昼食会に行かないと。 次回のブログに続く。


直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

山本一太オリジナル曲「マルガリータ」「素顔のエンジェル」無料配信中!