2011年9月6日:パート2

 マスコミ報道によると、浜田和幸氏の外務政務官就任は、亀井静香・国民新党代表の働きかけによるものらしい。(ガクッ) やっぱりなあ! 玄葉外務大臣が、こんな人物をわざわざ政務官にするわけがないもの。(納得) 今日、自民党役員会が始まる前に、石破政調会長と言葉を交わした。 浜田氏の人事に関しては、玄葉政調会長が(石破氏に)「ごめんなさいね!私が選んだわけじゃないですから!」と言ったそうだ。 石破さんも激怒していた。 「とんでもない人事だ!自民党に喧嘩を売ってるのか、な」と。

 昨日、浜田和幸氏が議員会館(?)で中曽根議員会長に話しかけて来たって。 にやけた顔で、「野田内閣の外務政務官になることが決まりました」と手を差し出したので、いやいや握手には応じたそうだ。 中曽根会長は、「本当に不愉快だった」と話していた。 さすがは、参院自民党のリーダー。 心が広い。 自分だったら、ピシャッと手を振り払っていただろう。(笑)

 菅総理の退陣が不可避な流れになりつつあった8月の初旬、議員会館事務所で総務省の官房長に会った。 ストレートにこう尋ねた。 「ところで官房長、浜田和幸総務大臣政務官は、総務省で一体、どんな仕事をなさってるんですか?」と。 官房長は、「直滑降ブログに書かれたら困る」みたいな落ち着かない様子。 少し口ごもった口調で、「ええと、私はよく存じ上げないんですが、政務3役の会議にはお出になってるんじゃないでしょうか?」と答えた。 

 この反応にちょっぴり驚きながら、さらにこう聞いた。 「いや、政務官なんだから、政務3役の会議に出るのはあたり前でしょう。(笑)官房長が政務官の所掌事務をよく知らないというのも、スゴく変ですよね!」と。 官房長は、「ええと、確か、総務大臣の指示する特定の政策とか企画に関することだったような気がしますが...」などと曖昧な返事を繰り返すばかり。 「あの、総務大臣の指示する政策って言っても、片山総務大臣自身が『私の知らない人事だ』みたいなことを言ってましたよね?」とさらに突っ込みを入れると、「正確なことを調べて、後ほど、事務所のほうに連絡します」とのこと。 事務所にファックスしてもらったメモを読んでも、具体的な業務のイメージが全く浮かんで来なかった。

 そこで、8月16日に(政府に対して)「浜田和幸総務大臣政務官に関する質問主意書」を提出した。 ちなみに、質問主意書というのは、国会法第74条の規定に基づき、国会議員が内閣に対して提出する質問書のこと。 質問のポイントは次の6点。(1)浜田政務官の入れ替え人事が行われる前の3人の政務官の所掌事務の内容。(2)浜田政務官の入れ替え人事による他の政務官の所掌事務への影響。(3)浜田政務官の所掌事務の内容。(4)浜田政務官の具体的実績及びそれに対する政府の評価。(5)浜田政務官の衆参両院の委員会への出席回数と答弁の回数。(6)浜田政務官の就任以来の外交的実績及びそれに対する政府の評価ーだった。

 この質問主意書に対する政府(内閣総理大臣)からの答弁書が戻って来たのは、8月26日。 ひとことで言うと、「お粗末な答弁書」だった。 これが閣議決定を経た政府からの回答なのか?!(怒X2) これじゃあ、浜田政務官が具体的に何をしていたのかは、全く分からない。 いや、この答弁書を見る限り、政務官として「何かの実績をあげた」とは到底、思えない!!(驚)

 あ、お湯が沸いた。 この続き(答弁書の内容)は、次回のブログで。   

追伸:役所を経験したある参院議員が言った。 「あの大臣は、本当に頭の悪い人。予算委員会で2の矢、3の矢を放ったら、たちまち立ち往生しますよ!」と。(苦笑) 委員会審議に向けて、しっかり攻撃力を磨いておかないと!! 


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